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『ゴジラ-1.0』と『ジョーズ』のカタルシス

『ゴジラ-1.0』息子とMX4Dで見てきました。山崎貴監督の『三丁目の夕日』感と『永遠のゼロ』感の両方がありましたね。前半が泣かせるための人間ドラマ、後半にストーリークエスチョンがやっと提示されてゴジラに対峙する人間たちのドラマになっていきます。前半は説明台詞も多くややかったるい展開。

後半で佐々木蔵之介さん、吉岡秀隆さん、山田裕貴さんの機雷処理チームがゴジラ退治のチームの核になる訳ですが、このチーム編成は完全に『ジョーズ』のオマージュ。つまり後半は『ジョーズ』の構成に乗っかっているのでつまらなくなるはずないんですよね。『ジョーズ』におけるフーバーとクイント(船長と若造)の関係が佐々木蔵之介さんと山田裕貴さんの関係、クイントの学者としての属性を吉岡秀隆さんに分離させてます。

ゴジラの倒し方も完全に『ジョーズ』のオマージュなので、『ゴジラ-1.0』が面白かったら『ジョーズ』もどうぞ。スピルバーグもゴジラが大好きらしいので、エンタメのオマージュの輪廻というのは面白ですね。


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