電車で「先生、覚えていますか?」〜教え子とのエピソード④〜
みなさん、こんにちは。なかやま かえでです。
ここ最近は、教え子たちとのエピソードを書いています。
今回は、卒業生が電車で声をかけてくれたときのことを書いていきたいと思います。
メンタルブレイクだった4年目
小タイトルで、いきなりメンタルブレイクと書きました。笑
タイトルの通り、この4年目のときはすごくメンタルに来た1年でした。
なぜなら、体育の授業中に「子どもに大きなケガ」をさせてしまったからです。
しかも、ケガをさせてしまった子が、習い事の方で全国大会を控えている子どもだったので、めちゃくちゃ申し訳ないことをしたと、当時かなり落ち込みました。
保護者の方との詳しいやり取りは担任の先生が主に行ってくださってましたが、そのときは当時の状況報告、指導案に対する安全面への見直しなど、多くの先生方にもご迷惑をおかけしました。
そんな落ち込んでいたときに、卒業生と電車の中で再会をしました。
新卒1年目のときに担当していたKちゃん。
再会したときには中学2年生になっていました。
電車のドアに寄りかかりながら、ボーっとしていたとき、
「あの…、なかやま先生ですか…?」
と不意に声をかけられました。
びっくりして見ると、大人っぽくはなっていましたが、すぐにKちゃんだと気づきました。
小学生のときは、やんちゃなサッカー少女だったのですが、久々に会ったKちゃんは礼儀正しく素敵なお姉さんになっていて、その姿によりびっくりしました。
ここまで話して、Kちゃんは乗り換えの駅に着いたので降りて行きましたが、
この会話にすごくグッときてしまいました。
思わず涙が出て来てしまい、電車の端の席で下を向いて耐えたくらいです。
教え子のおかげで、また前を向いて私らしく頑張ろうと思えた日でした。
この出来事は、本当に背中を押された出来事だったので、当時の手帳に話した内容まで書き込みました。
Kちゃん、ありがとう。
それでは、今回はこの辺で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?