復帰か、休職か② 〜猛烈なリハビリ開始〜
前回の記事にて…
1月頭、主治医から
「4月に復帰?できると思うよ〜」
と、あっさり言われたわたし。
その突然の復帰宣告に驚き、
「エッ、そう判断した理由は…!?これからわたしはどうすれば…!?」
なんて聞く余裕もなく、ポカンとしたまま心療内科をあとにしました。
4月に学校に復帰するとしたら、あと3ヶ月もない。おちおちしていたら間に合わない…!
心療内科から帰ってきてすぐに、リハビリプランを練り始めました。
もう一度学校の先生として教壇に戻るためには、なにが必要だろうか…
自分なりに洗い出してみると、意外とたくさんありました。
①朝起きる
→7:30には学校に着いているとして…(定時は8:15なのですが、その頃にはもう子供は登校しているので、このくらいには来ている人が多いです。ブラック〜)
そうすると、起きるのは6:00かなぁ…。
今は9:00に起きてるけど…
②体力向上
→今は運動ゼロだし割とすぐ横になっている…
たくさんの生徒を相手に授業や部活をすることを考えると、日中働き続けていても大丈夫なくらいには回復しないと…
③パソコンに慣れる、授業準備をする(脳のリハビリ)
→以前は座って何時間も仕事できてたけど、今は座っているだけでも疲れるし、パソコンの画面は長らく見ていない…
脳を動かす&教材を貯めておくがてら、ある程度は授業の準備もした上で復帰したいなぁ…
④人に会う・人と話す練習
→今は一対一で会うのが限界。長い時間話していると肩こりと頭痛がひどくなってしまう…
複数人との会話だと思考が停止してしまう。
大人数を相手に話す練習は欠かせないなぁ…
⑤大きい声を出す練習
→授業する時は、通常の話し声の3倍は出していたけれど…今は普通に話すだけでも疲れてしまう…
復帰するなら発声練習も必要かなぁ…
などなど…あげ出したらキリがない…笑
ということで、上の5つをもとに、日々こなすノルマを作りました。
日常的なノルマとしては…
[午前中]
・朝7:15にアラームを鳴らし、7:30までには布団から出る
・家で運動 1時間
・午前中までに家を出て1時間以上は散歩する
[午後]
・2年分くらいたまりにたまった「ブラタモリ(NHKの番組)」を見て、ひたすらノートにメモをとる。1本は45分だけれど、ノートをとるとなると1時間半〜2時間くらいかかります。2本見る日もざらで、そうすると4時間くらいかかります。
教材研究と称した脳トレです。
肩こりと頭痛がやばいです。
たまにやるノルマは…
・人に会う。まずは一対一で!
うつになってから会えずにいた学校関係の先生たちとも少しずつ再会してみる。
・大声を出す練習で1人カラオケに行く
(ただしすぐに声が枯れます…笑)
などなど…
これを、主治医から復帰宣告を受けた1月頭から毎日毎日やりました(今もやっています)
正直「やりたいか」と聞かれれば「やりたくはない」のですが…
「やらなきゃ」の一心で続けました。
こんな過酷なリハビリをするのには、もう一つ大きな理由があります。
それは、「今の自分が、どのくらいの負荷まで耐えられるかを知る」ためです。
双極性障害と診断されたわたし。
要するに、自分のキャパを超えて頑張りすぎる「躁状態」が来てしまうと、その反動で鬱になってしまうのです。
そこで、意図的に負荷をかけて、自分の身体がどこまで耐えうるかを実験してみることにしました。
それを踏まえて、復職できるかを自分なりに判断しようと思いました。
ですが結局、わたしだけじゃ決めきれなくて、リハビリを続けながら「復帰するべきか、休職するべきか」をいろんな人に相談しました。
つづく…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?