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復帰か、休職か④ 〜最終判断のために学校に行く決意をする〜

4月に復帰するか休職を延長するか…
1月末の決断の期限が刻々と迫る中、最後の判断をするために学校に行ってみることにしました。

9月からうつ病での休職が始まりましたが、12月に双極性障害Ⅱ型に診断が変わり、薬も変わって増量中でした。気分の波があり、学校関係の先生とは連絡すらまともに取れない日々が続いていたので、この3〜4ヶ月の病状や変化を、学校には伝えていないままでした。

今の自分の状況をありのまま伝えたい。
学校に行ってみて、自分の心や身体にどんな影響があるのか知りたい。

周りからは「無理しない方がいい。電話や文面でも十分できるんだから…」とも言われたのですが、自分の意思で「行きたい」と思いました。
学校に行かないまま判断をしてしまったら、どんな決断をしても後々後悔するんじゃないか…と思ったからです。



副校長と連絡を取り合った結果、1月下旬に学校に行くことになりました。
来たる面談に向けて、いろんな準備をしました。

①主治医に学校に行く許可をもらう
②自分の病状についてのプレゼン資料を作る
③学校に行くまでのシュミレーションをして、協力してもらえそうな人と連絡を取る

①はあっさりOK
②のプレゼン資料は、1日がかりで作りました。双極性障害の病気の説明から、今の自分の気持ちまで…作ってみたらノート5ページ分になりました笑

③、これが1番やっかいでした😭



学校関係の人でわたしの状況を詳しく知っているのは、スクールカウンセラーの先生と、いつもお世話になっているベテラン大先輩の支援員の先生のお二方です。
月に一回程度お会いしてお話ししていました。

しかし、スクールカウンセラーの先生は週に2日勤務で、副校長と会う日には来ません。

さらにベテラン大先輩先生も、「その日だけはちょうどいないのよ…ごめんね…😭」ということが発覚しました。


頼みの綱の2大巨頭が不在の中で、学校に乗り込まなければならない…

そう思った途端、持てる全ての体調不良が特盛でやってきました。
肩こりに頭痛、めまいと動悸、背中の痛み、おまけに腹痛。もちろん涙もセットのメガ盛りです。
(全然頼んでないよ…わたしの身体………泣)


「こりゃ…あした、むりだ…………」


99%諦めモードでした。

残り1%の諦めたくない気持ちで、事務員さん(明るくてよく喋る、私にとってお母さんみたいな存在)に、
「明日学校に行く予定です、でも気持ち的に行けるか微妙です。もし学校まで行けたらサポートしてほしいです」と伝えました。
事務員さんからすぐに、「頼ってくれて嬉しいよ。なんでも言って!」と返事が返ってきました。涙が出ました。

その夜はうなされながら寝ました。
副校長との面談の様子を違うパターンで繰り返し見るという、前日にはぴったりの悪夢が特盛セットで提供されました。
(本当、全然頼んでないよ…わたしの脳………泣)



副校長に会う日、当日。

朝から動悸がします。
とにかく出発まで漕ぎつけるために、脳をとことん"だます"作戦をとりました。


朝ごはんをしっかり食べて、間髪入れずに運動をフルコースでやりきり、考える暇を与えないように録画したドラマやアニメを見まくりました。
最近も不安になるとよくやるのですが、過去に見ておもしろいと思った回だけ見るのです。内容がわかっているから安心します。
出発する時間ギリギリまで見ました。


出発時間になる少し前から上着を着てイヤホンをしておいて、いつでも羽ばたける準備をした状態でテレビを見続けて…
おかげで、出発時間に何も考えず家を出ることができました。

脳をだます作戦は成功です。
外に出てしまえば前に進むしかないので、
予定通りに電車に乗って、同じ曲を永遠に聴き続けました。
このとき、noteに「行ってきます」の投稿もしました。


とにかく学校に行きたくて…
その決意の投稿でした。



noteの投稿は、わたしを強く後押ししてくれました。
自分がやると決めたことをやりきりたい。
わたし1人だと後ろめたくなる理由が湧いてしまうかもしれない。
でも誰かにわたしの決意を見てもらえたなら、「自分で決めたんだもの。言えたんだもの。大丈夫、できるよ」
と乗り越える力が湧いてくると思ったのです。


noteという場所と、ここで出会ったみなさんの力はすごく大きくて
前日の夜には「99%無理だ」と思っていたのに、ちゃんと自分の足で、学校の最寄り駅で降りることができました。

それだけでものすごく嬉しくて、マスクの下で笑みがこぼれました。

「あっ、これはきっと学校行けるぞ」と思いました。



あれれ!当日の話まで辿り着かなかった!笑
学校に行く前だけでこんなに長くなってしまいました!
読みづらかったらすみません😭


つづく…


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