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妊娠・出産・育児の事

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記事一覧

切迫早産が発覚した時の話

切迫早産が発覚した時の話

 第一子妊娠中、ずっと不安に思っていたこと。それは、お腹の中の娘が標準よりかなり小さかったことでした。検診の度に、通常より2週間分小さいと言われ続け、「自分の栄養が足りないのかな?」「もっと安静にしないといけないのかな?」など、消えない不安が常に片隅にありました。

 それでも、赤ちゃんの体は小さいなりにちゃんと成長し続けていて、先生にも「この子なりに大きくなっているから、個人差の範囲かなー」と言

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妊娠中に腎盂腎炎になった話

妊娠中に腎盂腎炎になった話

 妊娠8ヶ月の頃、結婚式まで2週間というある日。腰が痛くて堪らなくて、少し動いただけで激痛が走りました。

 元々腰痛持ちだったのに加え、お腹も大きくなって腰に負担がかかっているのだろう、と思っていました。でも、明らかに異常な痛みで、体勢を変えるのも辛く電流が流れるかのような痛み。

 とりあえず妊婦用の整体に行こうかと思っていたのですが、念のため熱を測ってみると38度以上。(コロナ前)ということ

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切迫早産と診断されるも、結局予定日を過ぎて誘発分娩になった話

切迫早産と診断されるも、結局予定日を過ぎて誘発分娩になった話

 妊娠時、8ヶ月で切迫早産と診断されるも出産予定日を12日も過ぎ、まさかの計画分娩をすることに。その時のお話は以下の記事で。

 そしてその日のうちに入院することに。
翌日から促進剤投与が始まるので、順調にいけば翌日中に生まれる。出産日がわかっていると家族への報告がスムーズで筆者自身も覚悟ができる反面、壮絶な痛みがくることもわかっているので、一気に緊張しました。

 入院したら初めからLDRに入り

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切迫早産診断から結局予定日超過。そしてついに誕生の瞬間

切迫早産診断から結局予定日超過。そしてついに誕生の瞬間

 妊娠8ヶ月で切迫早産と診断されたにも関わらず、結局予定日を2週間過ぎても生まれなかった為、誘発分娩になった筆者。
 切迫早産と診断された時の話と誘発分娩の話は以下をご覧ください。

 これを乗り切れば最高に幸せな瞬間が待っていると自分を鼓舞しながらも、野獣の様に数時間叫び続ける筆者。

 本当に自分からこんな声が出ているのかと驚愕する程。叫んだところで痛みが軽減するわけではないけれど、自然と出て

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先天性食道閉鎖症が発覚した時の話①

先天性食道閉鎖症が発覚した時の話①

 娘は先天性食道閉鎖症という食道の奇形で生まれてきました。当時はSNSをやっていなかったこともあり、この病気の疑いを知った時、藁にも縋る思いで検索したものの情報は豊富とは言えず、総合病院で直接医師から詳細を告げられるまで、頭が真っ白になりながら過ごしました。
 現在娘はとても元気であるという事実を先にお伝えし、当時の体験談を綴ります。

産後ハイからのどん底

 出産を終え、自室に戻ってようやくゆ

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先天性食道閉鎖症が発覚した時の話②

先天性食道閉鎖症が発覚した時の話②

前回までの経緯は以下の記事で。

https://note.com/kaeuta_sono/n/nabdb45b9857d

初めて知る病名、先天性食道閉鎖症
 
不安でしばらく眠れなかったとは言え、やはり出産は大仕事だったので、知らないうちに少し眠ってしまっていましたが、深夜2時過ぎの夫からの電話で目が覚めました。そこで告げられたのは以下の事。

全部検査が終わったが心臓や脳は全く問題なかったこ

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