客単価3,000円以上、行列ができるテイクアウトコーヒー店の戦略。

表参道に新しい業態のKOFFEE MAMEYAというコーヒー店があります。


2023年6月のとある週末に伺いましたが、噂通りとんでもない人気でした。行列ができており、お店に入るまで30分~40分並んだように思います。(お店に並んでいるのは、8割くらいが海外からの旅行客のようでした。)


皆さんを見ていると、結構な割合でコーヒー豆を買っていかれる様子。ここまで豆買っていく人が多いお店を見るのは初めてで、かなり衝撃的でした。


順番が進み、お店に入ってわかったのは、入口の扉から10歩ほど進んだところに大きなカウンターがあり、それを挟んでバリスタが3~5名がいて、お客さん1グループにつきバリスタが1人がついて対応してくれるようであること。


かなり珍しい形態のお店という印象を持ちました。(バリスタは全員英語が話せるのか、かなり流暢に海外の旅行客と会話をしていました。)


店内でも少し行列が続いていたのですが、その行列も順調に進み、いざバリスタの前に行くとメニューを出されました。


見てみると、メニューにあるのはストレートのコーヒーと焙煎豆のみ。
※カプチーノの写真がネット上にあったので、季節によっては違ったコーヒーも用意されているのかもしれません。

バリスタはお客さんの好みを聞きつつ「なんでも好きなのを試してみて下さいね」と説明してくれます。加えて「焙煎豆を購入したい場合は、いくつか試してみてお好みのものがあれば買って帰る方が多いですよ」と説明してくれました。
※うろ覚えなので、若干ニュアンスが違うかもしれません。


その時の好みで確か「深めの焙煎度で、フルーティな風味を感じるものはありますか」と好みを伝え、提案してもらったコーヒーを試しつつ、結局コーヒー豆を1つ購入。
この豆についてはまた後日noteを書きます。


KOFFEE MAMEYAに行って感動したことは多々ありますが、そのうちの1つに客単価の高さと回転率の高さ。


30分ちょっとで10~15人程度お客さんが店を出ていき、アイスコーヒーのみをテイクアウトする人もいましたが、複数購入する人もいたため、たぶん1人1つくらいは購入していたのではと思います。


先ほどのメニューを見てもらえれば分かりますが、豆は手頃なもので150g1,400円、高いもので150g10,000円するので、1人1杯ストレートコーヒーを試すことを加味すると、少なくとも客単価が3,000円超え。
凄いなと。


これを可能にしたのは、超高品質コーヒー専門店で、対面にバリスタがついてくれるところにあるのかなと思います。


それによって「お客さんにいくつかコーヒーを試してもらい、お気に入りの豆を購入してもらう。」という流れをKOFFEE MAMEYAさんが作り出したところ。


新しいお店の楽しみ方というか、この当然の空気感というか、そういったものが高単価高回転率を生み出せている背景なのかなと感じました。


また新しい形態のお店があったら共有します。


【最後に】
KaffalogというWEB版コーヒーノートのサイトを友人と運営しています。飲んだコーヒーの焙煎豆情報やレシピに関する記録を投稿ができ、他の人の投稿も見られるサイトです。

他の人の投稿を見て、色んな焙煎豆、その焙煎豆の特徴を生かす美味しい飲み方に出会える機会に繋がればなと思っています。

皆さまの投稿お待ちしております。
投稿についての質問や、不具合、使いづらいところのコメントなども随時募集しております。

どの記事にでも良いので、コメント等いただけますと幸いです。


ナカジマ


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