タレントりゅうちぇるさんの自殺にまつわる様々な社会問題

タレントのりゅうちぇるさんが突然の自殺による死を遂げ、この世から去った。
このニュースは多くの者を驚かせたことだろう。

りゅうちぇるさんはモデルのペコさんと2016年に結婚、2018年に長男が誕生し、2022年8年に離婚をした。
通常、離婚をすると元夫婦は別居するものだが、りゅうちぇるさんとペコさんは同居を続けた。
同夫婦の離婚時に元妻のペコさんは会見で「りゅうちぇるの生き方を尊重しているし、応援している」と話した。

夫婦の二人の間の話は二人にしかわからないことだが、筆者が想像するに、りゅうちぇるさんは女性への性転換を前提としたホルモン治療を受けたいという意思があり、ペコさんはその意思を尊重したのではないかと思う。
現在の日本の法律では、現状の生物学的性別とは異なる性別に転換するためのホルモン治療を受ける場合には、養育する子がいる場合はできないという現実がある。
つまり、りゅうちぇるさんが女性ホルモン治療を受けたい場合、養育する子供がいる場合にはできないのだが、離婚して養育する子がいない状態になれば女性ホルモン治療を受けることができるのだ。

事実、ペコさんはりゅうちぇるさんの意思を尊重するように、二人は同棲を続けながら、りゅうちぇるさんは女性への性転換に向けた治療を開始したのではないかと思われる。
ペコさんはりゅうちぇるさんのパートナーとして、りゅうちぇるさんのそのような意思、希望を尊重した上で、家族としての形を続けた結果、同棲を続けたのであろう。
筆者はこの二人の選択した道は素晴らしいと感じる。

結婚当時のりゅうちぇるさんは男性らしい体つきであった。

だが、最近のりゅうちぇるさんは女性ホルモン治療を受ける人に良く現れる症状として、①肌が女性のようにきめ細かくなり、②胸も大きくなっているのだ。

個人の人権の尊重として、本当の意味で「性転換治療」を受けたいということになれば、その意思は尊重されるべきであると筆者は思う。
だが、性転換治療には様々なリスクがあり、そのようなリスクは全く開示されていない。
性転換治療や性転換手術というのは精神状態を非常に不安定にさせる副作用が伴う上に、実際には性転換が出来るわけではなく、見た目を別の性に見えるようにするだけのものなのである。
実際に、多くの性転換治療経験者や性転換手術経験者が「こんなことなら、治療や手術を受けるべきではなかった。後悔している。」と語っているが、彼らの声はマスコミによって報道しない自由が行使されている。

今回、りゅうちぇるさんは自殺というとても残念で悲しい結末を迎えてしまった。
そこには、性的マイノリティーに対する差別や偏見の問題、芸能人というメディア露出が高い者に対する誹謗中傷問題、「性転換治療・手術」に関する闇の問題などが背景にある。

なお、性転換は現在、アメリカを中心に海外で強烈に推進されており、LGBT問題と切っても切り離せない問題である。
アメリカでは「あなたはもしかしたら、本来生まれるべき性別とは違う性別で生まれてきている可能性がある。本来の性別になるためには今すぐ性転換治療を受けましょう」という左翼教育が小学校などで行われて大問題になっている。


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