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足利市の魅力見つけちゃいました!

栃木県足利市にある
あしかがフラワーパークとココ·ファーム·ワイナリーに行ってきました。

あしかがフラワーパーク
気分は姫、素敵な庭園に歓喜!


あしかがフラワーパークでは、藤の花が見頃を迎えていました!

鬼滅の刃で炭治郎が鬼殺隊に入隊する為の試験で藤の花が出てくるのですが、
もぅまんま!そのまんまの見事な藤でした。

樹齢160年の大藤
甘い香りに何度も深呼吸

西口ゲートから入って最初に立派な藤の花があり最初からクライマックスを見てしまいましたが立派な幹と藤の花の美しさに感動しました。

ブドウのような芳醇な甘い香りに包まれていました。

ぷっくりしてて可愛い
よくよく見てみると、藤の花は繊細でした。

藤の花以外にもツツジなど色々な花が見頃を迎えて
敷地内を何度も何度もぐるぐる周っても飽きなかったです。

ココ·ファーム·ワイナリー


次に行ったのが、ココファームワイナリーです。

500円でワイナリー見学ができる為、参加してみました。そこで聞いたお話が素敵だったので共有します!

こちらのワイナリーでは、現在ワインの原料となるブドウを育てていますが
初めからブドウを育てる場所として購入したのではないと教えてもらいました。

秋になると沢山のブドウが実るらしい

元々は障害を持った子供達の訓練所として、創始者 川田昇(かわだ のぼる)さんが60年以上前に購入した土地だったそうです。

当時、川田さんは教師をされており障害がある子に対して何かできないかと考えていました。

しかし当時は戦争が終わりまだまだ貧しい時代だったこともあり、
国に相談をしても障害を持つ子供に対してのケアをする余裕がないと断られたそうです。

そこで川田さんは、ご両親が農家であったこともあり子供達に勉強は難しくとも生きていく力を身に着けてもらおうと考えたそうです。

しかし平らな土地はとても値段が高く手が出せず、森だったら安いとのアドバイスをうけ
写真のような山奥の土地を購入したそうです。

いざ購入してみましたが、森なので農作物を育てるためには木を切り倒していかなくてなかったそうです。
けれど、険しい山の重機は入って行けず人の手で開墾をしたそうです。

やり方として、斧で木を切り、更に人の手で持てる大きさに木を切って、担いで山を下ったそうです。

川田さんは子供達と約2年かけて守りを開墾したそうです。すごい!!

着くまでに車で行ったのですが、結構な坂道だなぁ、歩くのは険しいなぁと思っていたのでこの山を人の力で開墾したという驚きと開墾するという気持ちの強さ感動しました。

斜度38度
スキージャンプ台はノーマルヒルで31度!

いざ開墾が終わると、川田さんは子供達が一周りも成長したと感じたそうです。

確かに実際に山を見るとわかるのですが、
少しバランスを崩しただけで転がってしまいそうな場所で木を切って、担いで、山を下っていくとなると

否が応でも危機管理能力やバランス感覚などが身につきそうだろうなと思いました。

特に障害があるために必要以上に過保護にされていたとあれば成長率は凄まじいだろうなと。

カフェスペースもありました

開墾が終わり、初めは食べられる野菜とかなどを育てていたそうですが
日当たりのいい場所なので野菜だけでなく雑草もよく伸びたそうです。

しかし子供達にとってはどれが食べられる野菜で、どれが雑草か判断が難しかったようですぐに野菜を育てるのはやめたそうです。

川田さんと子供達の写真が飾ってありました

そこで①木になるものであれば子供達でも判断がつきやすい
②またおやつになるし、道の駅に持っていけば買ってくれる

加えてここは③子供達の訓練所であるため
こまめに面倒を見てあげないといけないようなものがいいという川田さんの願いからブドウを育てることになったそうです。

少し逸れますが、子供達の訓練所ということで農薬など一切使わずに雑草は子供達が丁寧に抜いているそうです。

また農薬つながりで、
植えているブドウもその土地に合う品種を使っているそうです。薬を使えば、どんなにその土地で育ちにくい品種も育てることはできるそうなのですが
それでは子供達の仕事を奪ってしまうことになるためそういうことはしないそうです。

山の反対側に蔵を作ってそこでワインを貯蔵してるそうです

しかし時代も変わり国が豊かになってくると
ブドウだけでは売れなくなってきたそうです。というのも、種があったから。

(確かにブドウといえば、種がないやつを買ってしまいますね)

じゃあ、加工して売るとなりますがジャムとかだと消費期限がある
では川田さんも大好きだったお酒=ワインにしよう!となったそうです。お酒にしてしまえば、消費期限はなくなるという点もありまさに一石二鳥。

また、作るなら味も本格的なものを作ろう。お客様が同情で買うのではなく本当に美味しいからまた買ってくれるものにするんだと川田さんは決めていたそうです。

子供達を抱えて生きていくのは、現実問題お金がかかります。収入を得ていかないといけない。
同情であれば一度は買ってくれるが二度目はない。
しかし、本当に美味しければ二度、三度買ってくれる。

試飲ができます

現在、このココファームワイナリーのワインはJALの国際線ファーストクラスや国際会議サミットで採用されているそうです。

川田さんの揺るぎないワイン造りの思いが国内だけでなく国外にも届いたんだ、凄いなぁとしみじみ感じていました。

最後に


味も美味しい、農薬を使わないので健康や環境にも配慮している、子供達の居場所も守っていける。

そんな応援したくなるワイナリーを見つけました。是非、機会があれば寄ってみてください。

また私が聞いた話がホームページにも載っているので興味があれば見てみてください。

秋になると、獣よけ番の子供達が
山頂でカラスやイタチが来ないように見張りをしているそうです。
ブドウを食べようとする獣がいたら鍋を叩いて威嚇するようですよ!

シャンパンがおすすめらしいけど、赤ワインも好き
左がシャンパン
真ん中がロゼワイン
右が赤ワイン

栃木県は魅力度ランキングが低いそうですが、誰が何を基準に選んでるんだろう?と常々思います。

自然豊かで、美しい、心に余裕がある方がたくさんいて優しい土地なのに。

また素敵な場所を見つけたら皆さんに共有しますね。

おわり

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