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【骨格筋】大内転筋の解剖学


大内転筋の解剖学

この記事は大内転筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は大内転筋の情報をまとめました。


基本情報


概要

  • 大内転筋は股関節と大腿の動きを助ける大腿の内側区画の大きな三角形の内転筋です。

  • 大内転筋には、骨に付着する腱弓によって形成される複数の骨腱膜性の開口部があり、血管の通路となります。

  • 大内転筋とは内転筋群の中で最も大きい筋肉で最も強い力を発揮します。

  • 前側の内転筋部と、後側のハムストリング部に分かれていて、それぞれ起始部・停止部が異なります。

  • 大内転筋は主に股関節の伸展に作用します。

  • 2つの筋腹によって構成されるが、その間には脈管(大腿動静脈)を通す(内転筋)腱裂孔が存在します。


(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より
背側から
(引用:同上)

起始

  • 恥骨下枝

  • 坐骨の下枝と結節

停止

  • 大腿骨の内側上顆上の内転筋結節

  • 粗線の内側唇

内側から
(引用:同上)

支配神経

  • 閉鎖神経
    (L3~L4)

  • 坐骨神経からの枝

閉鎖神経
(引用:同上)

血液供給

  • 大腿深動脈

(引用:同上)

機能

  • 股関節

    • 内転

    • 伸展

股関節の伸展
(引用:同上)
股関節の内転
(引用:同上)

メモ

  • 大内転筋は大腿四頭筋とともに大腿部を代表する筋肉で大腿部の太さにも関係してきます。

  • スポーツの場面においては大内転筋は水泳の平泳ぎや乗馬などで特に使用されることになります。

  • 大内転筋は、前方から長内転筋と薄筋が、後方から半膜様筋が覆うため、皮下にはその一部しか観察できないが、前方と後方の筋腹を取り除くと太さ約6㎝の筋腹が現れます。

まとめ

今回は大内転筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://visual-anatomy-data.net/muscle/detail_048.html

https://muscle-guide.info/adductormagnus.html

https://www.youtube.com/watch?v=yWQzd7unRS8




引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)





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