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【骨格筋】広背筋の解剖学


広背筋の解剖学

この記事は広背筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は広背筋の情報をまとめました。


基本情報


概要

  • 広背筋は後方肩帯に位置する三角形の平らな筋肉で、上肢を軸骨格とつなぎ、上肢の正常な動きを維持するのを助けます

  • 広背筋は、腰部および胸部下半分を覆う三角の扁平な筋肉で、停止部である上腕骨の箇所で徐々に収縮して細い束となります

  • 広背筋は人体で最も面積の大きい筋肉で、その上部は僧帽筋によって被われています。

  • 広背筋は本来、体幹部の筋肉に属しますが、大円筋と伴に主に肩関節の内転、内旋、伸展といった動作に関与し、
    特に伸展動作では最も重要な役割を果たしています。

(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より

起始

  • T7~T12椎骨

  • LI~L5および仙骨の棘突起

  • 胸腰筋膜

  • 肩甲骨の下部

  • 腸骨稜の後部1/3

  • 第9~第12肋骨

停止

  • 上腕骨の結節間溝

起始停止(引用:同上)
後方から(引用:同上)

支配神経

  • 胸背神経

胸背神経(引用:同上)

血液供給

  • 胸背動脈

胸背動脈(引用:同上)

機能

  • 肩関節

    • 内転

    • 内旋

    • 腕の伸展

  • 肩甲骨

    • 下方回旋

    • 下制

    • 内転

  • 脊椎

    • 側屈

肩の伸展(引用:同上)
肩の内旋(引用:同上)
肩の内旋(別アングル)(引用:同上)
肩の内転
(引用:同上)
脊椎の側屈(引用:同上)


メモ

  • 筋長が長く、ゴール付近の動きが不安定になることがあるので、広背筋は、ゴール付近で「大円筋」のサポートを得ています。

  • ヒトの筋で最も広い面積をもつ筋です。

  • 停止部でのクロスは動きの効率化に貢献します。

まとめ

今回は広背筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://www.youtube.com/watch?v=rtwVPqq-K8s

https://www.youtube.com/watch?v=jhBiqwPTEsU

https://www.youtube.com/watch?v=9y2rXEnXjkw

https://muscle-guide.info/latissimusdorsi.html

https://kinniku-no-hanashi.com/2018/03/06/kouhaikin/

https://www.kinken.org/k10870.html

https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_014.html


引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)


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