【骨格筋】大腿二頭筋の解剖学
大腿二頭筋の解剖学
この記事は大腿二頭筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は大腿二頭筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
大腿の後面の外側部に位置する筋で、二関節筋の長頭と、一関節筋の短頭よりなります。
大腿二頭筋は股関節、大腿、膝と下腿の動きを助ける大腿の後区画のハムストリングス筋です。
長頭は外側部分にあり、短頭は内側部分にあります。
長頭は膝窩外側縁を形成します。
起始
長頭
坐骨結節
短頭
大腿骨の粗線
停止
腓骨頭の外側面
支配神経
長頭
脛骨神経
(S1~S3)
短頭
総脛骨神経
(L5~S2)
血液供給
大腿深動脈
下殿動脈の貫通枝
機能
長頭
下腿の屈曲
下腿の外旋
股関節の伸展
短頭
下腿の外旋
下腿の屈曲
メモ
膝関節では大腿二頭筋は屈曲するように働き、屈曲した状態では下腿を外旋する。この筋は膝関節における唯一の外旋筋であって、すべての内旋筋に匹敵する作用をもっている。
ハムストリングスのうち、大腿二頭筋の短頭のみが総脛骨神経による支配。その他の筋肉は脛骨神経による支配である。
まとめ
今回は大腿二頭筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://visual-anatomy-data.net/muscle/detail_045.html
https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_7.html#A04_7_02
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)
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