見出し画像

高田マル×竹浪音羽 二人展「夏の思い出」

絵画検討会2018 第四展示
高田マル×竹浪音羽 二人展「夏の思い出」

会場:一日(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3石上ビル1F)
日時:2018年11月15日~11月19日(終了)

いま目の前にあるものでもなく、心象でもなく、自身の記憶を描く。そんな絵の原初的な能力のひとつを竹浪音羽と高田マルの二人が共通の体験をもとに試したのが本展だ。

まずは思い出作りから始まった。2018年夏、二人はとある島を旅行した。ふだんから特別交流があったわけでもなかった二人は、それぞれ少し緊張しながら、自身の日常とは異なる景色、天候の変化、食事、旅行的なうまくいかなさを素朴に楽しんだ。しかし、絵を描くことだけが決まっていたので、やたらと写真を撮ったりした。

竹浪音羽はもともと、出かけた先で面白いと思った景色をスマホで写真に撮り、その画像を見ながら、あるいはあまり見ないようにしながら、記録としての写真と自身の記憶をすり合わせながら絵を描いていた。高田マルは、写真をもとに絵を描くなど、不自然で到底できないと考え、それまで写真を見ながら描こうと思ったことはなかった。

記憶はいかにして描けるのだろうか。旅行から帰り、だんだんと寒さが増していく中で、二人はそれぞれ"夏の思い出"を描き始めた。

二人が交わした会話、自身の考えは、2019年出版予定の書籍『絵画検討会2018』に掲載予定だ。この書籍は、絵画検討会2018書籍篇となる。乞う、ご期待。


■竹浪音羽展示作品

↑《屋上》水彩紙、アクリル絵具 160mm×333mm

↑《破片》水彩紙、アクリル絵具 160mm×230mm

↑《石像たちの広場》水彩紙、アクリル絵具 160mm×280mm

↑《モヤイ物語》水彩紙、アクリル絵具 160mm×280mm

↑《海沿いの道》水彩紙、アクリル絵具 160mm×280mm

↑《アイスクリーム》水彩紙、アクリル絵具 160mm×260mm

↑《裏砂漠》水彩紙、アクリル絵具 160mm×330mm

↑《待合室》水彩紙、アクリル絵具 160mm×330mm

↑《車窓》水彩紙、アクリル絵具 160mm×330mm

↑《雲の上》水彩紙、アクリル絵具 160mm×330mm


■高田マル展示作品

↑《無題》木製パネル、紙、アクリル絵具 788×1091mm

↑《夏を描く人》文字

↑《夏を描く人 追記》文字


絵画検討会2018の今後の動向につきましては、Twitterアカウント@kentokai2018をご覧ください。
写真撮影:飯山征明  (C)Takenami Otoha, Takada Maru
画像の無断転用はおやめください。
お問合せ先 mail@takadamaru.com




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?