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チャイルドシートのベルト調節に ふと思う

このところチャイルドシートに座った子どもが、
なんか窮屈そうだなーと感じていた。
1歳半になった我が子の体はなかなかの成長ぶりだ。
なおかつ、当たり前だが冬は服の厚みが増す。
チャイルドシートの背もたれにあるベルトの位置を上げる時が来たなと。
君の快適なカーライフのためだ。
父は、寒くてかじかむ手の皮をプラスチックに何箇所か持っていかれながら、本日めでたく(チャイルドシートの)背もたれのベルトの位置を最上位に変更した。

ベルト調節できたぞ。
よし、座らせて。
急げ、急げという感じでそのまま出発。
本日1つ目の目的地、クリーニング店に到着。
まだあと何箇所か行くところがあるため、奥さんが急ぎ気味に衣類を持って車から出て行った。

残された父と子。
後部座席の我が子を見ながら、大きくなったなーとしみじみ思った。
初めてそのチャイルドシートに君を乗せたのは、君が生まれて何日目だっただろうか。
退院の時だ。
小さい小さい君をチャイルドシートに乗せたのを思い出す。
骨が折れたりしないように。
君が泣いたりしないように。
充分すぎるほど気を使いながら、慣れない手つきでチャイルドシートに君を乗せたよ。

あれから1年半。
よく大きくなってくれたよ。
ベルトの余分はほぼ無くなったぞ。
そうかい。あの君が。
もうこんなになったかい。
なあ。

ぼーっとしていたら、あっという間だ。
君の成長の速さに、置いてけぼりにされないように、
日々の思い出を大切にしていかなきゃいかんな。

ひとり感慨にふけっていると、奥さんが戻ってきた。
「よし、OKよ!」
奥さんがシートベルトを締めた音を聞いてから、
いざ次の目的地、たい焼き屋さんへ。

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