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優しさは廻る

優しさは廻る。
誰かに受けた優しさが残り火の様に自分の心を温める。
自分がかつて対面した危機や状況に第三者として出会った時、自分が優しさを受けた様に今直面している人の助けになろうと心が燃える。
人はそれを繰り返して優しさを受け継いできたのだろう。

僕は先月の半ばに財布を落とした。
社会人になった記念にと母が誕生日に贈ってくれた、もう五年以上使って大事にしていた青い革製の財布。
お金やカードに身分証などを失ったこととそれらに付随する手間や費用への想像も心を苦しめたけれど、
何よりも大切な想いが込められていたものを失くしてしまったことへの罪悪感や申し訳なさや喪失感が辛かった。

けれど、そのとき「一緒に探すから」と手を差し伸べ、共感して、乗り越える手助けをしてくれた人がいた。
後になって、中に入っていたお金などは失くしてしまったけれど財布も届けられて戻ってきた。

そんな優しさに触れたから、僕は先日道端で目に入った手袋の落とし物を交番に届けてきた。
これを落として手と心を冷たくしている誰かに温かさが届くように願って。

優しさは廻る。
僕の貴方の優しさがきっとまだ見ぬ誰かの優しさに繋がっている。
だから、今を優しく生きよう。


こんにちは、かとしょーです!
明けましておめでとうございます。

上記の物語は私が実際に昨年12月から今月にかけてした体験談について、
「人の優しさ」と「想いは繋がること」が読み手に伝わるように意図して書いたものです。
人は誰しも他の誰かの心に響いたり、前進を促したりするエピソードを持っています。
僕自身が伝えてもらったことですが、例え自分では「自分の経験が人のためになるとは思えない」とか「誰でもしてるような経験しかない」などと思っていても話してみないことには分からないし、
自分と全く同じ人なんていないので当たり前だと思っていることや経験も実は他の誰かにとっては当たり前ではなく有り難い話になるんだそうです!

そしてなんと、僕に先程の自分のエピソードを伝える大切さを教えてくれた人と財布を落としたときに手を差し伸べてくれた人は同一人物です!

今、僕が尊敬しているその人は自身の経験を活かして伝える力を身に付ける為のワークショップの様なものを創っています。
僕らかいたく舎は学びや気付きを発信して読んで下さる皆様の役に立てればと思い始めました。なので伝える力を身に付ける為のワークショップで得た学びなども今後こちらで書かせていただきます♪

最後に、この記事が読んで下さる皆様に「人の優しさ」と「想いは繋がること」と「自分のエピソードには価値がある」ことを伝え、
より素敵な明日を迎える糧になりますように✨

それではまた次の投稿でお会いしましょう♪

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