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車いす移動の大変さとエレベーターの優先順位【IN韓国】

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

先週は韓国へ家族旅行に行っていたので記事の更新をお休みしていましたが今週から再開していきます。宜しくお願いします。

今回は韓国旅行での体験を踏まえて、介護に関わる視点で書いてみたいと思います。

韓国には妹家族(妹夫婦+幼児二人)と母親と私の6人で行ってきました。

幼児は3歳と1歳の女の子。当然二人からは目が離せないのでこれだけでも大変。

母親は歩行は出来ますが、長距離を歩くことが難しいので現地では車いすを借りて移動していました。

その時感じたことを書いてみたいと思います。

結論から申し上げますと、車いすでの屋外移動は侮れないということとエレベーター利用は極力健常者は遠慮したいという2点。

今回韓国明洞にあるホテルに宿泊し現地移動は地下鉄を利用しました。

母親をホテルから車いすに乗せて各所観光をしたのですが、これまで私自身車いすを押して長距離を移動したことがありませんでした。

もちろん病院内や短距離の移動で車いすを押したことはあるのですが、数㎞に渡る移動は初めて。

坂道や歩道のつなぎ目に差し掛かる度に非常に苦労しました。

あまりの疲労に途中で姪っ子を抱いている妹と役割を交代しようと申し出て妹が押してはみたものの、数メートルでギプアップするほどでした。

ケアマネをしていて、時折家族が近隣の病院や外出で利用者を乗せて押す為に「車いすを借りたい」と相談を頂くことがあります。

これまではさほど意識せずに体力のありそうな家族であればレンタルに繋げていましたが、これからは利用用途をより綿密に確認する必要があると実感しました。

車いすを押した経験のない方や女性、高齢者等は例え身体が元気であっても相当苦労すると思いますし、かなりリスクが高いと感じます。

今回車いすを押しての総移動距離は体感的に3㎞以上歩いたと思いますが、正直観光どころではないほどに疲れました…。

何より合間に訪れる電車移動が疲労を増幅させました。

日本では駅員さんが車いすの方にスロープを掛けてくれますが、韓国ではそのような支援はありません。

電車の乗り降りも私は車いすを操作して行いましたが、これにもかなり気を遣いました。

何よりエレベーターが狭い。

韓国では妊婦や障害者、高齢者がエレベーターを優先的に使うような標識が出てしましたが旅行者や現地の健常者も普通に利用していました。

私たち家族は車いすの他にベビーカーも押していたので、エレベーターの度に二手に分かれて乗り分けたり、上の姪っ子を連れている妹夫婦のどちらかがエスカレーターを利用して移動したりと苦労しました。

日本ではさほどエレベーターの狭さを感じたことはありませんが、私はこれから日本でもエレベーターは極力使わないようにしようと心に決めました。

エレベーターは使うべき人が優先的に使うのが好ましいと思います。

私はお恥ずかしいことに日本にいる時に高齢者・障害者目線で意識的に街を見たことがありませんでしたが、きっと日本も高齢者や障害者が住みづらい環境が至る所にあるのだと思います。

これからは意識的に高齢者・障害者目線で街を見ながら、ケアマネとして利用者に提案できる幅を広げたいと感じた韓国旅行でした。

何事も体験しないと知り得ない情報があります。

それらを踏まえて良い旅行でした。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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