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GW、行ってみたい国はどこですか?気になる旅準備~宿・お金~≪パレスチナ現地滞在記 #23≫

中東パレスチナのフェアトレードブランド「架け箸」です。

GWが始まりました(いや、いつからいつがGWなのかあんまりわかってないんですけどね)。皆さんは旅行に行かれますか?

架け箸は昨年秋、コロナ禍で創業して初めてパレスチナ行きが叶い、
滞在記を毎日更新していました。
帰国しましたが、書ききれていないエピソードを書き溜めています。


今回はGWということで、旅の準備編をお届けしたいと思います!
今年でなくとも、是非これからの旅計画にお役立てください♪


旅準備①宿

私はBooking.comとAirbnbを使って宿を探すことが多いです。
パレスチナでは、最初にBooking.comで探し、後は人に尋ねたりしながら、5都市に宿泊したうち3都市でゲストハウスを利用しました。

⇧検索時は「パレスチナかPalestinian Territory」で

Bethlehem City Hostel

キリスト生誕地のベツレヘムでは、生誕教会という観光名所から徒歩12分く
らいのロケーションの宿に泊まりました。

ちょっと作りかけのキッチン。でもウォーターサーバーがあるのが嬉しい。

出来たばかりで色々作りかけだったで最初は不安でしたが、宿との連絡はWhatsApp(海外でよく名前が出てくるLINEみたいなアプリ)を使うと非常に円滑で、相談すればかなり融通が利く宿でした。初回はBooking.comで取りましたが、翌回は直接アプリで予約して、手数料が無い分少し安くなりました。

・自炊が出来る
・Wifiが超高速
・良いロケーション
・オーナーと打ち解けると楽しい

のがこの宿の特におすすめなポイントです。
オーナーとお友達の皆さんと宿泊者でバルコニーでご飯を食べたり、散歩中のオーナーと犬に外で出会って写真を撮ったり、パレスチナを旅する他の宿泊者と仲良くなれたのも良い思い出です。

宿泊費:約2300円/泊($16、$1=146)

宿を出たらもう旧市街の中心

Turquoise Guest House

作り手のアイシャさんが暮らすナブルス。現地の人も日本人も揃ってすすめるのがこのゲストハウスでした。
ナブルスは古い町なので、歴史ある街並みや建物を保全するためにリノベーションに取り組む人達がいて、ここもそのプロジェクトのひとつ。

ターコイズ色で統一された館内。パレスチナ人アーティストの絵画も。

内装が綺麗だったのでアイシャさんの動画も撮らせてもらったくらい


・内装が可愛く写真映えする
・屋上があって街を一望できる
・滞在者も絶えず、ゲストハウス!という雰囲気を味わえる
・旧市街の入り口にあってアクセスが良い
・自炊が出来る
・洗濯物がよく乾く

難点は、階段が古く険しいことと、気を付けないと猫にご飯をかっさらわれること、あとは水回りがちょっと癖ありで、シャワー時着替えを置く場所が無くて結構困りました。

宿泊費:約2150円(50NIS 1NIS=43円)
宿のWhatsAppに連絡して、直接予約しました。

夜景が本当に綺麗でしたね。

※エルサレムでも1泊だけゲストハウスに泊まったのですが、部屋が温室状態で、連泊できそうになかったので、おすすめしないでおきます。

ホームステイという選択肢

あと2都市と、エルサレムでのその他の滞在時は、現地のパレスチナ人家庭で泊めていただいていたのと、日本の知人を頼っていました。

パレスチナの特にイスラム教徒の間には、おもてなしを行動で示すことが非常に重視される文化があり、知り合いがいる町でホテルに泊まろうとするのはかえってマナー違反になるケースすらあります。

初めての渡航でも、友人が出来て、泊っていきなさい、という流れになるかもしれません。

信頼できる人物だと判断すれば、遠慮しすぎず、しなさすぎず。
手土産を持ってお伺いするのが礼節かなと思います。

あるいは旅の計画時から、ホームステイを斡旋する現地NGO等を頼るのも手です。
※私が以前利用したのはインターンシッププログラム+ホームステイだったので、短期旅行には合わないかもしれませんが参考までに。

Walking Tour等、オルタナティブツーリズム(サステナブルツーリズム)をやっているようなNGOもホームステイを紹介しています。地域的にキリスト教徒のお宅が多そうです。

・レストランではなかなか食べられない家庭料理が味わえる
・文化慣習にぐっと踏み込んで経験できる
・現地の言葉を勉強できる
・また訪れる理由が出来る

沢山ありますが、得難い経験ができるのがホームステイだとつくづく思います。

学生時代に斡旋してもらって以来の縁のホストファミリーと。一緒に食事の準備。


別のお宅でも。一緒に食事しながら沢山の文化を教わります。

旅準備②お金

旅行で気になるお金の準備。

パレスチナではイスラエルの通貨「シェケル/NIS」が使えます。
シェケルは滅多に日本国内で両替できないので、
ちょっと手持ちを持っておきたい場合、ドルかユーロに両替しておいて、到着したらそこからシェケルに両替、という流れになります。

まぁ、面倒ですが現金は無いといざというとき困りますからね。

そして、クレジットカードを複数枚持っていきます。
クレカ決済と、海外ATM引き出しの為です。

ややこしいですが、空路で行く場合ほとんどはイスラエルに入国した後陸路でパレスチナ領内に移動することになります(陸路でヨルダンから来ることもあります)。
海外ATM引き出しは、イスラエルよりパレスチナでしたほうがちょっと安かったです。手数料とか、引き出しの上限額も違いました。
お持ちであればデビットカードで引き出すほうがお得なように思います(キャッシングがなく、即時引き落としなので。あくまで自己サーチと経験からお話ししているので、詳しくはネットの解説ブログなどをご確認ください)

クレジット決済は大きなお店では使えますが、個人商店やコンビニのようなお店、市場では使えません。パレスチナでの移動も現金必須なので、やはりATM引き出しは要になります。

あとは枝葉の話ですが、イスラエルでは使える0.1~0.9シェケルの通貨はパレスチナでは使えません。ひたすらたまっていくのでご注意ください。

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いかがでしたでしょうか。
パレスチナ旅、ちょっと想像できましたか?

最近パレスチナ行く人増えてるな~と思っていて(周りに多いだけでしょうけど(笑))、昔より情報もアクセスしやすくなってきているんじゃないかと思います。

皆様の次なる目的地として、妄想を膨らませていただけたら嬉しい限りです。

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それでは、次回もお楽しみに。

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架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。