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アートめぐり 建立900年 特別展 中尊寺金色堂

 4月14日まで東京国立博物館で開催されている『中尊寺金色堂』の特別展に行ってきました。

 岩手の世界遺産、中尊寺金色堂。かなり有名なもので、地元ということもあり、何度も訪れています。

 では、なぜ今回訪れたかというと、会場内の大型ディスプレイでは8KCGで原寸大に再現された黄金に輝く金色堂とその内部を間近に見ることができたからです。

 いつも保護のため、暗い照明のもと、アクリルボード越しにしか見ることができず、詳細を見たことはありませんでした。

 それが原寸大で見れるとあって興味があったのと、やはり地元応援もかねて足を運びました。

 NHKでの特番効果もあったのか、訪れた土曜日は40分待ち。待つのはたいへんだったけれど、たくさんの人々に興味を持たれていて、少し誇らしく思いました。

 会場内は、レプリカ以外、撮影禁止。けれど、QRコードから下の画像がもらえます。

 仏像も何体か展覧会のために貸し出されていて、こんなに近くで見れたのは、本当に初めてで感動しました。

 お堂には、奥州藤原氏3代のミイラが安置されている不思議なつくり。普通は、不浄とされる遺体を堂内に置いたりはしないそうなのですが、我が道をいっています。

 みちのくいとしい仏たちの展覧会でも思いましたが、京都も遠いせいか、ルールは無視の自分たちの考えで作り上げてしまう独創性は、嫌いではないです。

 金色堂が作られた理由に、前九年の役や後三年の役で、たくさんの命がなくなり、犠牲になったすべての霊を成仏させるいう思いで奥州藤原氏清衡が建立したのではないかとのこと。

 いまだに戦争のなくならない世の中ですが、平和への想いは、現代の人々にも伝わっていると思います。

 グッズはいろいろあったのですが、缶入り黄金糖飴を買いました。黒に金の模様がカッコいいですね。金色堂で金を見すぎるからか、毎回金色のグッズが欲しくなります。

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