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映画『LAAPATAA LADIES』

3月1日に公開の映画『LAAPATAA LADIES』(行方不明の女たち)をINOX VISHAL MALLにて鑑賞。英語字幕あり。
ヒンディー語的なことをちょっと言うと、पता pataa は住所の意味、ला laa は否定をあらわす接頭辞なので、लापता lapataaで「行方不明」の意味。映画『PK』で、主人公PKが作成した「神様探してます」のポスターにも「लापता laapataa」と書かれていた。

プロデューサー アーミル・カーン、キラン・ラオ
監督 キラン・ラオ
出演 ニタンシ・ゴーヤル、プラティバー・ラーンター、スパルシュ・シュリーヴァースタウ

監督のキラン・ラオは、アーミル・カーンの元妻。離婚後も仕事はともに続けている。

簡単なあらすじは…


舞台は小さな田舎町。新妻プールを伴って、汽車で実家に戻るディーパク。ちょうど吉祥の日だったため、他にも新婚と思しき夫婦が乗車している。混雑に闇夜、おまけに新婦はみな同じような赤いベールで顔を隠しているため、ディーパクは別の新婦を連れて下車してしまった…。

一言で言うなら、キュートなハートフル・コメディ。ダンスは無し。近頃はアクション! 社会問題! と、力の入った作品が続いていたので、久々に気軽に楽しく観られた。
とはいえ、しっかりとインドの因習、女性の社会的地位の低さ、ダウリの問題、警察の腐敗がストーリーに組み込まれている。しかし、そのいずれもが、少しの勇気と知恵で解決につながる可能性を示唆している。

かなりの良作。キランジーには今後ものびのびと好きなもの作ってほしい。役者さんはメジャーな方々ではないが、お芝居もキャラクターも良かった。

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