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終わりで、始まり。

「あさチャン」の放送が終わった。

朝の番組は、夏目さんを見たいから「あさチャン」していた。仕事が始まる朝は必ず「あさチャン」だった。休職してからはじっくり見るようになった。それがさっき終わった。


番組残り時間、30分。

「あさチャン」のこれまでを簡単に振り返る。

やっぱり夏目さん、可愛い。

個人的には、ベリーショットより今のボブスタイルが好き。

夏目さんってユーモアをたくさん隠し持っている気がする。クールビューティーにすましているのも、ここぞという時のユーモアさを引き出す技なんじゃないかとすら思う。


番組残り時間、15分。

番組に携わったスタッフから1人ずつ挨拶がある。

私の大好きなお天気予報士、増田さん。「明るく前向きにと考えて」という言葉に信念強さを感じる。

「入社2年目」というアナウンサーたちの言葉には、フレッシュさとこれからの希望が溢れてた。

「4年目」という宇賀神さん、2年経つとこんなに落ち着いて話せるものなのか!?と驚く。

産休明けのシルビアさんから溢れ出る安心感。夏目さんもシルビアさんの存在に安心したんじゃないかと勝手に想像してみる。

「おじさんです」と最後つぶやく藤森さんに、懐の深さを感じる。立場を踏まえた言葉選びがカッコいい。

日比さんからは夏目さんへの信頼がひしひしと伝わる。横に並んでニュースを伝えてきた2人の関係性にぐっとくるものがあった。


番組残り時間、5分。

サプライズで「我武者羅応援団」から夏目さんに向けたエール。

誰よりも分かりやすく、丁寧に、ニュースを伝えてきたという応援団の言葉に首を振る夏目さん。

スタッフの名前を覚えて、自分から挨拶する夏目さん。

自分の言葉で誰かが傷つけないようにという意識をもっている夏目さん。

ポテトチップが好きな夏目さん。

どこまでも私の大好きな夏目さんだった。


あと1分。


あと30秒。


「あさチャン」終わらないでと願った瞬間、

夏目さんが番組最後の挨拶を言ってお辞儀をする。


同時に、サンボマスターの軽快な音楽が流れ込む。


私の頬をつたう涙はもう乾いていた。



私が味わったこの感動。

他にも同じ想いを感じた人がきっといる。

それは1人、2人じゃない。

あの番組スタジオにいる人たちもそうで、

テレビの前にいた何百人かの人もそうで、

計り知れない数の人が

夏目さんを中心に作られた番組の終わりに感動した。

それって、本当にすごいことだ。