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お世話が行き届かなかった鉢バラ

名前もわからない、何年前からあるかもわからない鉢植えのバラがとうとう力尽きた。もともとは地植えで全体にバランスが悪くなり、先端に大きな花をつけるだけの状態だった。日当たりなど環境もあまりよくなかったので鉢に移して一本だけ上に伸びた枝を半分以下の長さに切った。

その後一、二年はそこそこ咲いてくれたのだが、去年の秋ごろからか、弱り始めた。それでも枯れるとは思わず、いずれ植え替えようと思っていた。

春になってもいっこうに新芽がでない。それでようやく鉢から抜いた。コガネムシの幼虫が出てくるのか、きっとそうだろうと思いながら土を崩していると、どんどん出てくるのはコガネムシの幼虫ではなく、小さなミミズたちだった。

バラの根は弱々しく土は簡単に崩れていく。細かな土というよりは、ある程度固まったいわゆる団粒構造の土も多い。小さなミミズは限られた空間で土を耕しながら成長し、バラが根を張るのを邪魔していたのだろうか。それともバラが弱っていたからミミズが増えたのか。

ミミズは益虫といわれているのに、鉢の中ではミミズも気をつけないと植物を枯らせてしまうのか。わからないことだらけだ。でも何といっても弱っている様子のバラをそのままにしておいた私の失敗。ごめんよ、バラちゃん。

使っていた鉢は10号のバラ鉢で、直接地面に置いても虫が侵入しにくい構造になっていた。鉢底石も入れていなかったので、余計にミミズには良かったのかもしれない。

バラの鉢栽培では…
① 弱っていたら直ちに抜いて土の中を調べる
② どんな鉢でも直接地面にではなくレンガなどの上に置く
③ 鉢底石を入れる

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