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本 「雲の果て」

あさのあつこ著。
オーディオブックにて。
弥勒シリーズ第8作目。

私、おばちゃんは
シリーズものを連続して聴くのが好きだ。
このシリーズも、もう8作目。
毎日毎日、弥勒シリーズ(笑)

楽しい。
毎日、事件。
もちろん楽しい事件ではない。

あさのあつこさん、すごいなー。
毎作、テーマだったり
シチュエーションだったり
全然違うのよ。
人気のシリーズってそうよね。

あの、時代小説、しゃばけシリーズだってさ
毎作 え?今回はこんな設定?って
嬉しい驚きがあるのよね。

作家さんって天才だな、ってつくづく思うわ。
おかげ様で毎日、楽しませていただいてます。

昔から、本が好きで
私は活字中毒なんだと思っていた。
でも、そうじゃなかった。
小説が好きなのね。
読まなくても好きなよね。
今はオーディオブックを大活用してるからね。

あぁ、全然
この作品のこと書いてない。

えっと、今回はね
とても良かった。
ドラマチックな始まり。
ドラマチックな終わり。
え?って感じの密偵&強盗が裏に。

そして、性同一性障がいの方が
出てくるのだけれど
切ない。
うん。

でもね、江戸時代って割と
性に対して奔放だった気がするのよね。
男色なんて普通だったらしいし。
吉原万歳、だったわけだし。

ただ、この作品のように
体は女性、魂は男性の場合は
江戸時代でも生きづらかっただろうなぁ。
男女の差別も大きかったしね。

いつの世も
生い立ち、立場、状況で
生きづらい人はごまんといるのよね。

毒を持つ山繭で作る珍しい織りの帯、というのも
面白くてロマンのあるモチーフ。
それが作品を輝かせていたと思う。


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