見出し画像

本「夜叉桜」

あさのあつこ著。
オーディオブックにて。

弥勒シリーズ第2作目。

面白いなー
すごいなー
やっぱり天才ね。あさのあつこさん。

素性がよく分からなくて隙が全くない男、
小間物屋の主人、清之介。
(実は剣の凄腕で、暗殺者だった過去がある)
1作目では、怪しくて怖い存在だった清之介の
人間味がどんどん出てきて、
おばちゃん、どんどん惹かれていってるわぁー

同じく怪しい、というか
変わり者の同心、信次郎の人間性も2作目で
分かってきた。
徐々に色んな人が色んなふうに関わり
お互いのことを考えるようになってきた。

面白いねー

人間が変わっていく様って、
リアルな世界でもあるけど
長ーい時間がかかる。
この行程を小説で短時間で擬似体験している感じ。

同心、信次郎が事件を解決していくのだけれど
その事件背景も切なかったり
色々考えさせられたり。

人間、すごいぜ。
そんなことを感じる小説だ。

とりあえず、最後はちょっとホッとする終わり方で
あー、これでぐっすり寝れる、って感じ!

3作目も楽しみ!!


この記事が参加している募集

読書感想文