見出し画像

思い立ったが吉日を実行

思い立ったが吉日。

思いついたら即行動するという意味で使われますね。

このコトバは、今のジブンの状態を変化させるのには打ってつけの武器です。

ただのコトバなので、それだけでは何も意味をなさないことも勿論です。

では、僕らは何故この『思い立ったが吉日』を実行することが出来ないのかについて考えてみましょう。(このコトバにはすでに触れていることを前提とします。)

まず、コトバを実行するためには、ジブンの行動を選択する必要があります。

ここで重要なのは、その行動が100%ジブンがやりたいと思えることだったり、やらない理由がないと心から思えるもの選択することです。

これがなければ、『やります、やります』と言って、口先だけで宣言して、あたかもやってるフリすることが出来てしまいます。

そんなことはないと疑いたくなりますが、人間はこの『やってるフリ』をするということが、非常に得意な動物だと僕は思います。

そうやって、言い訳が出来ないくらいの理由を持つことで、自らの行動に勢いをもたらし、実行することが出来る可能性は高まります。

そして、行動をすることが出来ない理由にはもう1つ、ここ最近のトレンドと言っても過言ではないものがあります。

それが、『自己肯定感の低下』だと僕は思っています。

自己承認できない、自己否定傾向という言い方もできるかもしれません。

最近の若者の恋愛事情において、ある一定数の人が『人を好きになる前に、ジブンを好きになりたい』と言っているそうです。

これも、『自己肯定感の低下』を証明してますよね。

行動しようと思っても、脳内で様々な情報を処理し、結果的にジブンには出来ないと判断し、『諦める』という思っていたこととは正反対の行動を選択してしまうのです。

また自己肯定感とは、日本人はもとから低いと言われているそうです。

そして、生まれながらのものもありますが、僕たち人間は成人するまでに、なんと14万8000回もの否定的な言葉を聞いて成長していくと、脳科学者の中野信子さんがある学者の論文に書いてあったとおっしゃっています。

正直これだけの否定的な数のコトバを聞いたら、意識してポジティブな方向に考える習慣がなければ、ほとんどが否定的なコトバで頭の中が埋まってしまうのは、考えなくても分かりますよね。

ただこれだけ否定的なコトバを浴びさせられ続けたとしても、僕たち人間の脳にはこのコトバを跳ね返す性質があります。

それは、誰かの役に立てたり、みんなから評価されたりするという、『社会的報酬』を強く求める性質です。

この性質を上手く活用するのです。

例えば、友達の話をよく聞くことで感謝されたり、約束した時間通りに行動できたとか、そういう行動をすることが出来たジブンを思いっ切り認めてあげるのです。

これを続けていると、これまで散々浴び続けていた否定的なコトバの上に、ジブンを認めていいんだということを上書きすることが出来るのです。

すると、今度はジブンのことをポジティブなコトバで包んであげることが出来ます。

ポジティブなコトバを使うから、何かを大きな変化が出るとかではありませんが、少なくとも自己肯定感が低いジブンからは脱却する光を見つけ出すことは出来るかもしれません。

言い訳出来ないくらいの明確な行動理由と、自己肯定感を高めること、この2つが全てではありませんが、『思い立ったが吉日』を決行するには、有効的な方法です。

是非、地道にコツコツ行動してみたり、ジブンなりに考えを持って、新しい発想をしてみたりしてみてはいかがでしょうか。

レクチャー

1.僕たちはやってるフリが得意

2.自己肯定感の低さが行動の弊害

3.社会的報酬を使ってポジティブな言葉でジブンを纏え

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?