神里雄大

作家・舞台演出家。「岡崎藝術座」という演劇団体の主宰。http://okazaki-art-theatre.com

8.9〜8.13

滞在9日目。今日もリハーサルは通し。昨日よりよくなっている。ぼくのコメントも具体的、かつ細かい修正になってきて、あとはうまくキャストが乗ってくれるようにサポートするだけ、、、とはなかなかいかないけど、すくなくとも初演よりは安定感、深みとも増しているはずだ。
リハ後は、チラの車でエドゥと3人でドライブして、そのあとまた肉を食べに行った。そのあと、前に住んでいた家まで行って、そこに住むベネズエラ人の友

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8.5〜8.8

毎日リハ。
リハの様子を写真に撮ってSNSでシェアしてもらいたいとプロデューサー(舞台制作者)に言われたものの、
なにせ、衣装もなく、セットもないから、写真を撮っても代わり映えしない。さらに、スタッフ陣が来ているわけでもないので、リハをしながら演出家としての本来の仕事のほか、セリフのチェックやら音響操作やらも同時にやらなくてはいけないという状況で、
ようするに写真はすぐに撮らなくなってしまったよ、

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8.2〜8.4

2日目、リハ初日。ピロヤンスキーとも再会。
ざっと流してみたいが、すぐに止まるので初演の映像を見ながら確認作業。時間が経過しているのでしっくり来ないところは、なるべく引き算してから足すこともしてみようと思う。
リハのあとに、エドゥとフロリダ通りに両替に行く。人が多い。前に使ってたところが見当たらないので、適当に路上の人間に声をかけて両替をした。2年前に比べて、ペソの価値が1/3くらいになっていて心

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2017年ぶり

約2年ぶりにアルゼンチン、ブエノスアイレスに来た。

7月は2週間、ペルー、リマの祖母の家に泊まっていて、そこから5時間のフライト。日本は猛暑らしいがこちら南半球は冬。リマも寒かったがブエノスアイレスはもっと寒い。マフラーをしても寒い。東京の12月くらいの感じ。

エセイサ国際空港に着くと、ターミナル内が新しくなっている気がした。「バルパライソ〜」の出演者で主役のチラが迎えに来てくれた。会うのは2

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『バルパライソの長い坂をくだる話』単行本収録の戯曲

『バルパライソの長い坂をくだる話』が、今年の岸田國士戯曲賞を受賞しました。さまざまな関係者、観客・読者の皆様に感謝です。

受賞にあたり、単行本が出版されます。発売は4月20日のようで、いまもろもろ作業しています。単行本には、『バルパライソの長い坂をくだる話』のほか、『+51 アビアシオン, サンボルハ』『イスラ! イスラ! イスラ!』の最新3作を収録します。この3作品は2013年から2017年ま

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戯曲について考えること

昨年秋に京都で発表した『バルパライソの長い坂をくだる話』が、ぼくにとって4作目の「岸田國士戯曲賞」の最終候補作になったが、前回候補になったとき(2016)の審査会でぼくのテキストについて、「これを戯曲と呼べるのか」というような議論が、その選評を読むかぎりどうもあったらしい。ぼくはいつも戯曲──というか演劇のためのテキストを書いているつもりなのでそう言われても困るのだが、そして審査員たちがこれを読む

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