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烏龍茶づくり

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2023年よりどハマりした烏龍茶つくり。 それまでは手摘みで紅茶を作っていましたが、比重が烏龍茶に傾いています。 失敗もたくさんあり、どちらかというと凹んでいる様子や、壁を打ち破… もっと読む
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ようやく…!

ようやく…!

ようやく納得のいく烏龍茶ができました。

ひとつは4月の終わり頃うちの在来で作ったやつ。
こちらは火入れを何度かして、甘さも感じる香りを引き出せたっぽいやつ。

そして、昨日のやつ。
こっちはグリニッシュというか、緑のフレッシュ感も感じつつ香りもいい感じに出せました。
あとはこのグリニッシュ感を残しつつの火入れが重要です。うまくやりたい。

先日同じ場所で摘んだものは火を入れすぎて、ちょっとほうじ

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在来茶

在来茶

今日は茶刈りのスタメンから外れたので、去年から摘ませていただいている在来の木から烏龍茶用に手摘みデー。

ここは摘ませていただくのは2回目。

またうちの在来とも違っていて、とても気になるのが、赤芽の木。

夏の二番茶(最初に摘んでから次に生えてきた芽)は赤芽ぽくなったりしますが、それではなくて、茎も赤い赤芽。

そして、葉脈の濃い葉もあったり。

本当は木ごとに分けて摘んで製茶したいところですが

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茶摘み日和

茶摘み日和

お茶には品種というものがあります。
代表的なのはやぶきた。

日本で一番のシェア率を誇る煎茶品種です。

私がお手伝いする砂子原茶業組合のお茶もやぶきたです。

そして我が家にあるのは、在来種。
(裏山のは不明)

在来種は木によって芽の出るタイミング、葉の形、大きさ、色も異なります。
実生ともいいます。
種から育ったお茶です。
なので、一本一本異なるのですね。

品種茶は、なんといっても芽が揃い

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ゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト崩壊

うまく出来ているのかどうか、
飲み比べを毎日のようにやっていると、どんどんわからなくなってきます。

再度火入れをして、うまくいったものと、そうでないものがありました。
まずくはないけど、香りもないお茶も出来てしまい、一喜一憂。

そして、やはり香りの面では、大失敗と成功の差が激しすぎましたが去年の方がいいものができていました。

謎のバニラ香を出せたものもありました。

そう、"謎"なんです。こ

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今のところの最適解

今のところの最適解

いくつかの茶葉を再度火入れをしました。

そして…

かなりいい変化をしました!

元々今年作ったものは少し香りが弱め。
これで強いものが出来たら、もっとよくなるかもしれない。

少し酸化しそうな香りを感じていましたが、それがいい方にいきました。
気になる香りが消えて、よき感じに落ち着きました。

元々の香りを引き出すには、やはり萎凋と殺青のタイミングだと思います。(+気温などの環境によるところ)

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凹んでいても進むしかないのです

凹んでいても進むしかないのです

ひとつ前の記事ではとても前向きなことを書いておりましたが、現実は凹み続きです。

今朝、去年のものを飲みました。

昨年も春に試行錯誤を繰り返し、出来の差は激しかったですが、いくつかいいものが出来ていました。
よかったものは春にもうなくなってしまい(少し販売もしました)、そこそこの△を付けたものが秋頃残っていて、その中にあれ、悪くないぞ?というものを発見。
再度火入れを行いました。

火入れによっ

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感覚を落とし込む

感覚を落とし込む

雨の日、雨の後は本当はあまり摘まない方がいい。

わかってはいるけど、雨もたいしたことなかったので、降ってない間にほんの少し摘んだ。

昨日わかったことを確認したかった。
あと、自分の思うタイミングをズラしてみるということ。

香りが足りなかったが、自分の作りたいものに近づいてる感が…!

何より去年との違いは、去年より理解が深まっているということ。
確かに去年の方が素晴らしい香りのものが出来たけ

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全部大事

全部大事

打ちのめされていました。

今年も烏龍茶作りにて。
去年もうまくいったり、失敗したりを繰り返し(というか半分以上失敗)めちゃくちゃ難しいけど、ハマりにハマった烏龍茶。

ただ去年はすごい香りのものができたんですよね…でもほぼまぐれ的に。
しかし、酸化しやすい茶葉になってしまい、時間が経つとちょっとよろしくなかった。

まぐれ的なので、正直何がどうなってそうなったのかわからず。全ての工程が奇跡的にベ

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