イギリスが欧州連合（EU）から出ていくというBrexitが話題ですね。どうやら延期されそうです。この問題を投資家の立場から考えるとどうなるでしょうか。
投資家としては、イギリスにあまりに集中して投資しているのであればちょっと心配してください。でも、世界中に幅広く投資しているのであれば、小さい問題とみておいてよいと思います。世界経済が壊れるとかいう方向には向かわないと思います。経済面では、EUはイギリスに関税をかけることになります。イギリスはEU諸国に輸出していますから、ちょっと痛いですね。しかしその分、英ポンドがユーロに対して安くなると思います。調整弁があるので、世界経済のメカニズムが壊れるとは思えません。
イギリスでは、EU加盟国アイルランドとアイルランド島にある英領北アイルランドの間に税関や国境を作るのかという問題でもめています。この問題はイギリスの社会問題としては大きいです。
しかし、世界中に投資しているしたたかな投資家であれば、Brexitについてはとりあえず様子を見ておいてよいと思います。秩序のない離脱は多数の人が求めていないですし、企業なども対応を進めているようですので、人々の努力と工夫を信じておいてよいとみています。