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日記ZINEあたふた製作日誌 vo.3 本文ひたすらテキスト化の試行錯誤

※この連載は、11/11開催の文学フリマ東京37で発売するZINEの製作過程をざっくばらんに書いた日誌です。どうぞゆるい気持ちでお読みください。前回の記事はこちら


突然ですが、みなさんはどんなふうに原稿を作っていますか?

思いついたことをそのままパソコンにキーボードで打つ人が一番多いのかな。

わたしも基本的にそうで、どんな原稿でもまずはMacBookの標準メモアプリを使っています。なぜかというと、表示もシンプルだし、iCloudで共有されて外出先でもiPhoneから原稿チェックができるからです。

パソコンを前にするとどうしても書けないときは、A4のコピー用紙を持ってきて思いつくままに書いたものをメモアプリを使ってテキスト化します。

ちなみに日記はコクヨの測量野帳を2年ほど使い続けています。表紙の用紙が厚紙でしっかりしているので、どんな場所でも書きやすいんです。

日記を書くときはだいたい寝る前にベッドに入りながらなので、ノート単体だけでの書きやすさが大事なんですね。ページも方眼紙になっているのも好きで。

そもそも昔からページの横の罫線が入ってるのがあまり好きじゃないんですよね。こう書きなさいって指示されているかのようで。縦の幅は自由に決めさせてくれ……! と。 メモ魔なので自由自在に書きたいのです。

日々書き留めた手書きの日記がそのままテキスト化されるといいのですが、あまりに読めない雑な文字のため、iPhoneさんが正確にテキスト認識してくれたことは一度もないです。

なので、日記本の制作には、まず全ての手書きの文字を解読しながら手動でテキスト化しています。

今回はここで実験的に音声入力を活用し、その精度の高さに驚きました。

ただ、句読点とか改行とか鉤括弧も口頭で言わなくてはいけないのと、特に固有名詞なんかは上手く反映されず文字化けのようになるのです……。音声入力したものを直す手間の方がかかる気がして、途中でやめました。

文字入力は早いほうなので、ひたすらテキスト化を進め、何度も何度も読み返しました。

それを友人が作ってくれたInDesign(インデザイン)のフォーマットへ流し込みます。

本文デザインの美しさ、ならびに読みやすさにはこだわっているので、プロに作ってもらってよかったなと思っています。ただ、流し込みの作業自体は自分なので、英単語の表記とかこれでいいのかな、と手探りでなんとかやってます。

ふだんブログやnoteなどWEBでは横書きが基本(メモアプリも)なので、インデザインで自分の文章を縦書きしただけでも一瞬違和感を感じるのですが、何度も読むと慣れてきます。テキストメインの場合、紙の本だと横書きの文章読むのに慣れなさを感じるんですよね。あれなんなんだろう。洋書に慣れていたら違和感がないのかもしれないな。

……こう書いていると「ZINEを作りたいんですけど、インデザインが使えないと難しいですか?」と聞かれますが、Word入稿を受け付けてくれるところもあるので、技術的なところでめげずに挑戦してみてほしいなと思っています。

あと、もうパッションだけで書いた手書きをコピーしただけのZINEっていうのも最高だと思うので、やり方次第です。最初から完璧には難しいので、ちょっとずつ理想の形に近づけたらいいんです。


と、ここまで書きつつふと気づいたんですが、脱線しすぎて当日までにこの連載終わらなそう……。まあいいか。ゆるりと続けていきますね。


■いよいよあと6日!
11月11日(土)は文学フリマ東京へ!

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