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「人生のシグナルは永遠に青なり」  先生やっと意味が理解できるようになりました。

先生。
社会を担当されていたのに、一度も先生の授業を受ける機会はありませんでした。
それなのに、名前を憶えていてくださって、内申不足の高校進学を後押ししてくださって本当に感謝しています。
独身を通された先生は我々生徒のことを本当に尊重してくれました。
教師になったらどうか。そういわれました。
教育実習は楽しかったのですが、結局定年まで会社員として働いてきました。

卒業時、「人生のシグナルは永遠に青なり」という言葉を頂戴しました。
正直、?????でした。
黄色は?赤は?立ち止まったりするのはダメなの?
屁理屈なのかなあ。と思ったりもしました。
とりあえず、前向きに生きろってことだと理解し、就活論文の題材にもさせていただきました。
そして、躓いたり、転んだりしても
止まったら死んでしまうかのごとく、働き、育て、学び、遊んできました。
人生には青しかないんだから。とちょっと思っていたと思います。
最近、もしかして、意味が違ったかもしれない。と思っています。
先生のおっしゃったのは
道路の信号のことじゃなかったんじゃないか。
生まれた時に青になって、そのまま生き抜くことをおっしゃってたんじゃないか?
疲れたら休んでもいい、遠回りをしてもいい。
ただ、人生は前に向かって進んでいく。
時計は逆戻りしない。
ただそのまま行け。
そういうことだったのかもしれないと思っています。

先生が亡くなられて7年。
「人生のシグナルは永遠に青なり」
できうる限り、この毎日を真摯に生きていきたいと思っています。



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