見出し画像

新卒1年目が終わる私がもっと早く読んでおけばよかったと感じた本

「こんにちは」と「はじめまして」
新卒ペーペーデザイナーのカナです。

今回は「コンサル一年目が学ぶこと」について書きます。
これを読んで最初に感じたことは「もっと早く読んでおけばよかった」です。
実は8月頃にオススメされてすぐに買ったのですが、買った存在を忘れており、12月の掃除の際に見つけて1月に読みました。

新卒1年目がもう終わる中、もっと早く読んでおけば考え方や行動が変わっただろうなと後悔しました。それくらい学びが多いので、ぜひ手に取ってください。

このnoteの記事のオススメの人
・春から社会人になる人
・社会人になって改めて自分の行動を見直したい人
・「コンサル一年目が学ぶこと」が気になっている人

今回は「春から社会人になる人」を軸に、新卒が意識するべきことを3つピックアップしました。
また何故それが必要なのかもセットで書いております。
さっそく本題に入っていきましょう。


言い訳はしない


よく新卒であるパターンとして、下記のような場面があります。

上司「あの資料できたか?」
部下「昨日〜の会議があり、そこで〜という話になり、〜部分が大きく変更になることを先程知ったため、〜を修正している最中です」
上司「・・?結局資料はできてるのか?できていないのか?」
部下「できてません。。。」

何がダメなのか分かりましたか?
上記では上司と部下の会話が全く成り立っていません。ここでは、上司はただ「資料ができているかできてないか」のYES・NOを知りたかったのです。
他のことは聞いていません。しかし、部下はできていないことに焦りを感じ、できていない言い訳を長々言っています。

新卒でやってしまいがちな失敗です。基本、できていないことに対してすぐ怒鳴る上司はいません。できてないのなら、できていない理由を後で聞き、何日までならできそうか、他にヘルプを出せばもっと早くできるのか、など
一緒に解決策を考えてくれます。

私が必要だと感じた理由
上司の求める答えを的確に言うことで、スピーディに物事が進みやすくなるからです。また、上司の解決策の考え方も学ぶことができます。
長々と言い訳を並べても意味はありません。新卒は失敗がつきものであり、失敗するべき期間なのです。(私もまだその期間です)
上司がYES・NOの答えを求めている質問なら、YESかNOで答え、上司が理由を求める質問なら、理由を端的に答えることが新卒の必要なスキルです。

私も未だにこれができていたり、できてなかったりと完璧ではないので、偉そうなことは言えないのですが、言い訳はしないを意識するだけでも充分違います。


報連相の基本は共通認識をすること

報連相とは報告・連絡・相談の頭文字を取ったものです。社会人としての基本です。
しかしただ報告・連絡・相談さえをすればいいわけではなりません。他にも報連相に必要なことがあります。それは相手と共通認識を取ることです。

理由は予め「仕事内容・目的や背景・期限など」を聞いておかないと、今どこまでできているのか、期日に間に合うのか、頼まれたこととズレていないかがわからず、上司に報告のする際に進捗報告がしづらいからです。
頼んだ上司も部下に対してどこまで説明するべきなのかがわかっていません。なぜならば、相手がどこまで情報を知っているのかわからないからです。
そのため新卒はまずは「仕事内容・指示・目的・背景・期限」を聞くべきです。他に気になる点があったら、恥ずかしがらずに聞くのが大切です。


私が必要だと感じた理由
なぜ共通認識をすることが必要なのか、理由は相手の期待を超えるためです。
共通認識を持つことで、相手が自分に求めている内容(=期待)を把握できます。新卒はその求めていることを100%やることがまずは必要です。その次に先輩の期待を超えることができます。
期待を超えることで先輩の自分に対する期待度が上がり、仕事が増えます。

しかしここで注意するべきことは、無駄なことはしないことです。どう言うことか。
例えば「〇〇会社に渡す市場のデータ資料を作成して欲しい」に対して「〇〇会社に市場データの他に競合調査、流行っていることや顧客のニーズのデータを付け加えよう」とたくさんデータを集めて資料を作成したとしましょう。しかし、それでは求めているもの以外のデータがあるため、自分欲しい情報はどれかと探す時間を相手に発生させてしまいます。また、せっかく時間をかけて作成した資料があまり見られずに終わることもあるのです。
それではお互い時間の無駄になってしまいます。
今回の場合は「〇〇会社の方でもわかる言葉に置き換える。色を〇〇会社のコーポレートカラーに揃える」など、上司の期待範囲でプラスアルファをする必要があるのです。


その他所感
新卒の時は先輩にウザがられるほど報連相をするべきです。
理由は1回言ったとしても、先輩も仕事を掛け持ちしているため忘れるからです。そのため新卒は、先輩が安心できるように何度も進捗報告や気になることがあれば相談をするべきです。

さらに今はリモートワークが進んでおり、より報連相が必要になっています。
理由はリモートワークで自分の仕事をしている姿が見えないからです。会社であれば仕事をしている風景が見えて、「今私が頼んだことやっているな」と把握することができます。
しかしリモートだと分かりません。そのため先輩は余計進捗具合がどうなのかが気になるのです。

報連相は先輩から「頼んだやつ今どうなってる?いつできそう?」と聞かれた時点で、しっかり報連相ができてない証拠です。
最初慣れるまで大変ですが、自分のため、相手のために、報連相を逐一していきましょう。


事実・解釈・アクションは区別する

黒い雲が出てきたので、雨が降りそうだから、傘を持っていった方がいい。

この文章は事実・解釈・アクションの3つが書かれています。「黒い雲」は事実。「雨が降りそう」はその人の考えなので解釈。「傘を持っていった方がいい」は事実と解釈を踏まえてでたアクション。
よく新卒はこれがごちゃごちゃになっています。(事実私がそう…反省です)これを区別していないとどんなことが起きるのでしょうか。

ある会社に提出する企画書を作る際に….

事実だけ:市場や売り上げといったデータ(事実)だけだと、上司はそれを見て「だから何?君は何をここから考えたの?」となってしまいます。部下が何がしたいのかが見えてきません。

解釈だけ:「これは〇〇だと思うんです!」だけだと、上司は「根拠はあるのか?そう思って何をしたいのか?」となってしまいます。結局部下はないをしたいのかが分かりません。

アクションだけ:「これをしたいです!するべきだと思います!」だけだと、上司は「なぜそれをする必要があるのか?会社にとってメリットは何か?」となってしまいます。情報がないため、その企画に対するYES・NOの判断や意見ができません。

このように何か1つをすればいいのではありません。3つを区別して、全てを網羅的に抜け漏れダブりなく考えることで筋の通った企画書ができるようになるのです。

私が必要だと感じた理由
ある日、調べたこと・その結果に対する自分の意見を資料にまとめて企画の相談を上司にしました。その際に「どこまでが事実でどこが君の考えなのか?」と聞かれたのです。

自分では何が事実で何が解釈(自分の意見)なのかわかるのですが、相手には資料を見て伝わらないことがあります。事実と解釈がごちゃごちゃしていると、上司は企画に対してフィードバックもしづらいです。
そのため、事実・解釈・アクションと見出しをつけて資料を作成した方が、上司も理解が早くアドバイスを言えます。自分も説明がしやすくなるので、自分のためにも3項目はしっかり分けた方がいいいのです。


いかがでしたでしょうか。今あまりインプットさせすぎると、意識するべきことが多くて混乱してしまうので今回は3つに絞りました。(経験談は語る)

少しでも春から社会人になる方の参考になったら幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

新卒ペーペーデザイナーのカナでした。


以下綴れなかったことをまとめたものがあります。よかったら覗いてみてください。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?