hspという才能について

今回はhspの特徴などをまとめ、僕自身にどう当てはまっているのかについての考察です。

hspとは「過度に敏感すぎる人」の事を指します。
特徴としては
a.様々な感覚に人一倍敏感
b.空気や人の感情を読み取る事が得意
c.人より考え込みやすい
d.刺激を受けやすく、疲労しやすい
上記の4点が挙げられます。

hspという特性を発見した「エレイン・N・アーロン教授」は、「内向的」「怖がり」「引っ込み事案」などネガティヴと言われている人達の一部が、実は感受性豊かで創造的である個性を持っている事を明らかにしました。
感受性の強さとは先天的な物であり、育った環境によって得る後天的な物ではない。遺伝的性質です。
又、hspの先天的な感受性の強さとは違い、内向的、臆病さ神経質は後天的な物とされています。
(英語を日本語に翻訳されている文章を参考にしている為、今後微妙な表現の違いや、矛盾が生じているかと思います。現段階では、正しい表現力を僕が持っていないので、上手く解釈して頂ければと思います。)

以上の内容を踏まえ、hspには4つの性質が存在します。
下記の性質に一つでも当てはまらない場合は、過敏さは別の問題から生まれています。
これからは、この性質が自分にどう当てはまっているかを含め進めていきます。

1、「深く処理する」

特徴:自分の考えだけで、行動せずに場の空気を読み取って深く考え行動する。
一を聞いて十を知るという性質。
学習速度がとても早く、物覚えが良いという才能。

当てはまる点:これは僕が最も悩んでいた問題です。周りの空気を読み発言する自分が、嫌いで仕方ありませんでした。これが原因で僕は自分自身というものを認められなく、空っぽな考えのない人間だと思ってきました。しかしhspの事を知ってからは、これは僕の特性であり、こう考える事が僕であると少し納得できました。

2、「過剰に刺激を受けやすい」

特徴:自身の内外で起こっている事に人一倍よく気づき、処理・配慮する。
変化での強い刺激を受ける事、つまり温度変化、強い光や音などでも過剰に反応を示し、疲れてしまいます。新しい事に多くの刺激を受け、学べるという才能でもあります。

当てはまる点:僕は強い音や光などがとても苦手です。それを聞いたり、見たりするだけで、心体共に大きな反応がおこりとても疲労します。又、大きな刺激がある人混みなどが苦手という特徴にも当てはまります。人が多くて不快という感情とは少し違い、受ける刺激が疲労に繋がります。少し話はズレますが、僕はお化け屋敷がとても苦手です。人からは、臆病なだけだろうと思われ、自身でもそう思っていたのですが、これが大きな要因だった様に思えます。怖いとも、思いますが精神的な疲労度が強くとても辛いです。臆病さ自体もありますが、、、

3、感情反応が強く、共感力が高い

特徴:他人の気持ちに同調する強さです。
物事を深く考え、処理する感受性の強さの中にある「共感力」であり、相手の望みに合わせます。又、物語の人物に深く感情移入します。
一般的な人間は、自分と同じ組織に属する等の同じ人とは共感する事が出来ます。又、自閉症などを持っている人は一般的に共感力がないと思われていますが、同じ性質を持つ人の事は共感できます。一方でhspを持つ人は、自分と違った性質をもつ人に対しても共感する力があります。

当てはまる点:物語の人物に深く感情移入するという所が物の見事に当てはまります。僕は物語を読むときや、映画を見る時など深く世界に入り込み、まるで自分がその世界にいるかのような気分になります。本を読んでる場合では、実際に本の人物が存在しており、その人物が意思を持ち、動いてるような感覚があります。これを以前複数の友人に話した時、全く共感を、得られず始めてこの感覚が一般的ではない事を知りました。
又、違った人物との共感力という特徴を見て、これはどうだろうと疑問が浮かんだのですが、過去の事を思い出すと当てはまる点があります。
僕が小学生の時に、発達障害のクラスメイトがいたのですが、周りは自分達とは違うという理由で酷い接し方をしておりました。しかし、何故かその時の僕は、違うという事に違和感を覚えず、二人で出かけたりしていました。こう書けばとても優しい人物なのですが、その後親からその子とは付き合わないようにと言われ、あっさりと受けいれ全く関わる事がなくなりました。これは親の気持ちや願いを汲み取りそれに合わせたのだと思います。

4、「ささいな刺激を察知する」

特徴:小さな音、かすかな匂い、ちょっとした変化などに良く気付く。これは感覚器官が発達している場合もあるが、大半は思考や感情のレベルが高い為、ささいな変化によく気付きます。
又、環境の変化・物の配置の変化・自然や芸術作品から強い刺激を受ける。人の声のトーン、態度のちょっとした変化から何かあったのだと気付く。などが挙げられます。
一方であまりに大きな刺激を受ければそれに気付くのが遅れる事があります。これは脳を守る為に、意識が一時的にぼーっとするのが原因です。
当てはまる点:この変化によく気付くという能力が、現在僕の中で、最も生きるのに役立っている能力です。仕事などをしていても微かな変化に良く気付く為、とても周りを良く見ていて、気がきくといった評価を得ています。特に今の仕事を始めてからは、匂いや味、温度などのささいな変化に気付く事は、大きなアドバンテージとなっています。
又、芸術作品に大きく刺激を受けるのも、僕自身の大きな特徴です。人には、直ぐになんでも影響を受けると言われて来たので、自分が無いと思うポイントでもあったりするのですが。素直に創作物に、感動出来る心を今は認めてあげようと思っています。

これら4つの性質すべてを持っているのが、hspです。
4つがそれぞれ様々な部分に干渉している為、この性質のここが自分に当てはまるという物は明確ではないかも知れませんが、4つ全てを集めると、まるで自分の説明書の様な感覚を覚えました。

まとめ

hspは人の心に共感出来き、創造性を持つ才能であると僕は考えていますが、一方で強い心身の不調を招くという欠点もあります。この両極性がhspの特徴です。hspとは諸刃の剣だと僕は思っています。でも、その事をきちんと理解すれば、必ず人生を素晴らしい方向に導いてくれる才能だと信じています。

hspの特性は、良い環境にも悪い環境にも人一倍影響されます。もし周りにこの様な特徴を持っている人がいて、苦しんでいれば、hspの事を伝えて欲しいと思います。理解する事がこの才能には必要です。知らなければ、hspの欠点だけが表立ってきます。
僕はhspという物に気付かず、この本質が欠点だと思って生きてきました。その生き方によって、今現在とても苦しんでいます。この素晴らしい本質の上に、マイナスの性質を沢山積み上げて生きて来た僕は、簡単には回復出来ないと思っています。気がつくのが早ければ早い程立ち直るのも早いはずです。

hspは、可塑的との特徴があります。脳の構造の組み替えが柔軟に出来ます。この柔軟さが悪い環境に影響されやすい一方、自分の事を理解し向き合えば、良い方にも影響されやすいです。

長くなりましたが今回は、この辺で終わりにしたいと思います。
また余裕が出来れば、hspが起こすマイナスの面について触れたいと思います。特に解離性障害はhspを持つ人に仇なす究極の疾患とされており、向き合うべき問題だと思っています。

まとまりの無い文章を、ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。hspを持つ人間が暮らしやすい世の中になる為に、この文章がほんの少しでも役立てば幸いです。

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