見出し画像

20180831 鱗雲メトロノームを狂わせる

鱗雲メトロノームを狂わせる

昨晩、妹に『ビリギャル坪田先生の人間は9タイプ』というアプリを開いてもらって、やってみた。90項目の質問事項に4択で答えるというもので、途中で面倒になって、やめたくなったけれど、「お風呂から上がったら結果を教えてね」と言われていたので、まあ最後までやってみたのだ。

結果は『楽天家』と出た。まあ当たっているなあと思った。興味があることにすぐ飛び込む実行力がある。嫌なことがら逃げがちで、怠け癖がある。ああその通りだ。ちなみに妹は『献身家』タイプで、ひとに何かしてあげることに一番の喜びを思う。してあげることを相手が当然に思うと、少し不満にもなる。とのこと。なるほど。

怠け癖があることを『楽天家』と表現しているのはとてもいいなあと思った。嬉しくなった。いやなことから逃げるのは、悪いことじゃない。でも現実では、いやなことから逃げるのは、悪いことだとされる。できないことや苦手なことを、頑張らなきゃ、と思い続けてきた。でも最近、頑張るのをやめて、それはわたしには向いていないだけだとゴミ箱に投げ入れてみようとかと思っている。

***

学校に行けなかった中学、高校時代を経て、大学に入ってから、わたしはずっとどこかに所属してきた。大学院へ行くまでの一年間は市役所でアルバイトをして、大学院を終えてからは東京へ就職、3社を渡ったが、その間にはコーヒー屋やコンビニでアルバイトをした。身体を壊して地元へ戻って、また市役所でアルバイトをして、そののち、図書館で数年働く。働きながら小学校の教員免許をとって、免許が取れた年に学童保育の支援員になった。

仕事がない、所属がない状態が不安でしょうがなかった。お金がなくなるのも不安だし、肩書きがなんにもないのも不安だ。なにかしら、どこかにいなければ、と思い込んでいるところがわたしにはあった。

今の勤め先でわたしは、1年間に与えられる有給休暇と、夏季休暇を合わせて、もう7割近くも使ってしまっている。あと半年以上契約期間がある中でだ。理由は体調不良で、不登校になった中学生の頃から症状は変わらない。めまいがして、吐き気がして、立っていられなくなる。それは、学校や職場を休んでしばらく離れると、次第によくなってくるのだ。

最近ようやく思えるようになった。わたしには、向いていない。みんながイメージする学校や職場で、単位をギリギリにしてみたり有給をずいぶん使ったりしながらやり過ごしてきたけれども、わたしにとってこれはとても辛いことだった。

その辛いことを頑張ってこなせるようになることに、なんの意味があるのだろう。大きな意味はないのだと、30年ほど経ってようやく思えるようになった。無理をしないで生きられるようなやり方を、自分で見つけよう。それはわたしにとって、学校や会社ではないようだから、転職サイトやハローワークにはない道を、ちょっと休んで見つけに行こうかと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?