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発売日決定♡ ひとりでも『紙の本』は出版できるんだ!【人生わくわく計画/湖臣、本つくるってよ♪#07】

「そうだ……“母乳”と“セックス”の話を書こう!」

そう思いついたのは、2015年8月21日。タイトルはけっこう早い段階から決まっていた。

『くちびるリビドー』

「私がウニみたいなギザギザの丸だとしたら、恒士朗は完璧な丸。すべすべで滑らかで、ゴムボールのように柔らかくて軽いの。どんな地面の上でもポンポン弾んで生きていけるし、水の上ではプカプカ浮くことだってできる。それに比べて私は、ところどころ穴だらけで、形も微妙に歪んでて、ギザギザの棘だって見かけだけで実際は簡単にポキッと折れちゃうし。そのくせ『きれいな水の中でしか生きられな~い!』とか言っちゃって、とことん自分が嫌になる」//この“満たされなさ”はどこから来て、どこへ向かっていくのだろう……。あの頃、私の頭の中は「セックス」と「母乳」でいっぱいだった。


最初は短編だったこの物語は、書いているうちに「まだまだ先がある(全然規定枚数に収まらないよ!)」とわかってきて、全部書き終えたときには“400字詰め原稿用紙で270枚くらい”の作品になっていた。

それから5年(5年!?)、ひとりこつこつ&じりじり、この作品を磨き続けながら(賞にも応募したし、途中で新しい物語を書き上げたりもした)、「賞に届かなかった作品は、いったん捨てて、どんどん新しいものにチャレンジしていったほうがいい」なんて言葉を鵜呑みにしそうになったりモヤモヤと抵抗したりした結果、私は気づいた。

「そこで捨てられるような作品は、やっぱり“捨ててもかまわないような作品”なのではないか?(なによりもまず、“本人”にとって)」


そして思った。

「私はやっぱりこの『くちびるリビドー』を、必要としてくれる人のところに届けたい!! 『本』で、読んでもらいたい!!!」



だから考えた。できる範囲で行動もした。

【1】作家になるには文芸誌の新人賞をとってデビューするしかないのか?
【2】だから私も“『自費出版』で「作家デビュー」できるのか”、考えてみたんだ。
【3】手持ちのカードをすべて失っても、続けたければ自分でまた用意するしかない秋。


そうして2018年9月、ここ『note』にやって来た。私はまた小さな希望を抱いていた。「ここで作品を公開してみよう!」
公開した。びっくりするくらい、読んでもらえなかった。世界を疑いたくなるくらい、出会いがない。繋がらない。誰にも見つけてもらえない。

相変わらず私はずっと「他力本願」だった。いじけてもいたし、あきらめながらも夢見続けていた(“仲間”と出会えることを。そして例えば「編集者さん」のような人に、見つけてもらえることなんかも……)。

動きながらも「待って」いる。
待ち続けて、待ちくたびれて……、それでも「だって、そういう奇跡みたいなことを願うくらいしか、私が本を出す方法なんてないじゃない!」そんな感じで。


そしたら、「4980円で、紙の本を出版できる。しかもAmazonで販売もできる」という方法を知った。これはほんと、noteをやっていたおかげ。

だけどそのときは「今の私が本を出したって、意味ないよ。誰にも、知ってすら、もらえないよ」と思った。


そう……ほんと、今も現実は “何ひとつ” 変わってなんかいないけど――。


2020年7月、私は『本』をつくることを決意した。小説『くちびるリビドー』を『紙の本』にする。やる。やってしまおう!!!

それでも案の定、どこまでも「ひとりの限界」を感じ続ける日々だった。でも私、「ひとり」は全然きらいじゃない。苦手じゃない。「孤独」だって友だちみたいなもの。一緒に手を組んで、この人生に、しあわせを呼び込むんだよ、掴み取りにいくんだよ――☆☆☆

そして何より、「本づくり」は楽しかった。夢中になれたし、集中の日々だった。私はまた新しい「豊かさ」「自由」を味わった。とにかく『本』が好き。『物語』の力を信じてる……というか、“知って”いる。だから私の作品も届け・届け・届いてくれ――――――たら、本当に最高。素敵。それってどんな気持ちがするんだろう? 知りたい。味わいたい。伝えたい。シェアしたい。

そして《循環》《循環》《循環》《循環》――――♡♡♡♡♡



そうして1つ、やり遂げました。

完成させました。

どきどきで入稿しました。

無事、発売日が決まりました。
来週の火曜日、「2020年12月22日」に発売します!

だけど。Amazonの内容紹介文に一箇所「謎の脱字と改行」があります。「ひとりの限界」出ちゃってます。

本当に、恥ずかしいし悔しい。せっかくの機会も、最初から“信頼”を損なうことになりそうで、心がふるえてる。

それでも、興味をもっていただけたら嬉しいです。届いてほしいです。



そして。

私はこの『本』を手に、さらなる出会いを求めて、ここからまたひとり「行動開始」していきます。

まだまだこの『作品』の可能性を、追究&追求していきたい。を叶えて、その先を生きたい。


だから。ここは「ゴール」ではありません。私にとっては「とびっきり新しい、未知へのスタートライン」

この〈2020〉という年を、わくわくしながら生き延びていくために、私は「作品を紙の本にすること」を自分自身に許可したわけだけど、こんなのはまだまだ全然「道の途中」。ようやく〈種〉を手にしたところ。

なのでここからは、この〈種〉を蒔きながら、この“どうなるかわからない世界”を相変わらずの「夢いっぱい状態」で、味わっていこうと思う。観察、実験、し続けます。




どんなに精一杯「完璧さ」を実現しようとしても、最後の最後でミスっちゃったし、まだまだ私の気づいていない「間違い」があるのかもしれない(あるのだろう)けど、それでも、じっと動かずに何かを嘆き続けながら日々を過ごすより、たとえ「完璧じゃなくても」、「ひとりの限界、あらわれまくってるよ」だったとしても(本当はめちゃくちゃ悔しい。←まだ言ってる。まだ言う。笑)、私は今、こうして“放つ”ことを、“表現する”ことを、選んだ。実行した。形にした。

それは本当に、誇り祝福

ま、自分以外の人には単なる「自己満足」にしか見えないとしても。
私にとってのこの「一歩」の価値は、感触は、私にしかわからない。味わえない。

それが「人生」で、「命」、だと思うから。



生き延びて、出会いたい。(出会いましょう♪)

そんで「この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆」を、もっと自分に体験させたい♡させよう♡♡♡


(もう一回貼っちゃう♪)


ちなみに……

MyISBNで出版された本は、Amazonだけでなく、全国の書店で買うことができます。
MyISBNの本の印刷、製本、出版にはAmazonのオンデマンドサービスを活用しています。
Amazonのオンデマンドサービス技術は、本の受注→印刷→配送までの流れがスムーズなので、ユーザーが注文すると2日程度で本が届きます。これは在庫を持って販売している本と変わらない早さです。
もちろん受注生産のため、何冊売れても在庫切れはありません。
また、Amazonだけでなく全国の書店でも本を買うことができます。インターネットでものを買うのが苦手な方も、全国の書店で本を取り寄せてもらって本を購入することができます。

……だそうです。
(そうか、本屋さんでも買えるのね♪)






『人生わくわく計画/湖臣、本つくるってよ♪』、ここまでの流れ。

・【#01】やっぱり私は作品を『本』にしたい♡→しよう♪ 手伝ってくれる人、私と繋がってくれませんか?☺︎/*
・【#02】原稿チェック手伝ってくれる人、あと数名と出会いたーい♡
・【#03】ページ設定へのモヤモヤは、InDesignが解決してくれた♡
・【#04】想像以上に夢中になれた、Illustratorでの「表紙づくり」について。
・【#05】入稿完了。あとは無事「Amazonの審査」を通過することを祈るだけ☆
・【#06】ショック!! 小さなミスはやはり、焦りと緊張から生まれるんだな…。

あとは随時、「つぶやき」に綴ってます。
そして全部こちらにまとめてます♪ → 長編小説『くちびるリビドー』の「紙の本」ができるまで。


◎冬至を前に、オリジナルの作品内容紹介ページも作ってみました♪



◎2023年1月、追記。



◎さらに!☞2023年8月、追記。

ほんと……「出し惜しみ」なんて、してる場合じゃないぜ夏✴︎☺︎✴︎ ということで、くちびるリビドーの番外編☞『Who am I ?』と、くちびるリビドーの続編の冒頭部分(全5回)、公開しました〜♡♡♡


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推薦図書

“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆