はじめまして「精神疾患をもつ人のパートナーの会＠金沢」です
自己紹介
はじめまして。
「精神疾患をもつ人のパートナーの会＠金沢」管理人のゆうと申します。
もっと簡潔でキャッチーな会名にしたいのはやまやまですが、今は会の性質をそのまま表した名前でやってます。
その名の通り「うつ病」「双極症（双極性障害）」「統合失調症」などこころの病をもつ人の配偶者・パートナーの自助グループです。
正式な婚姻関係かどうかは問いませんし、医療機関を受診していなくて病名がついていない人も対象です。
「適応障害で休職中」という方も来られますし、高齢で介護保険を利用して生活されている方もいらっしゃいます。
（全体的に、平均年齢は高めです。若い方もウェルカム！）
会としては、まだスタートして１年余り。
特に組織化しているわけでもなく、管理人の私が場所を押さえ、偶数月の日曜日に同じ立場の人たちで集まり、悩みや困りごとを話し合っています。
私ゆうも同じ立場の者です。
開催場所は、石川県金沢市。
ですが、市外の方や県外の方もいらっしゃっています。
精神疾患をもつ人のパートナーはなかなか大変
精神疾患というのは厄介なもので、症状が強く出ると性格が変わってしまったように見えることがあります。
明るくエネルギッシュな人なのに、ご飯を食べられなくなって全く元気がない。
優しい人なのに、ひどい言葉を投げつけられる。
病気のせいだとわかっていても、心折れる場面が多々あります。
また、病気の症状に対する対応や生活面のコントロールも配偶者・パートナーの役割になってしまいます。
ここにも困難はたくさん訪れます。通院・服薬拒否、過度な飲酒や買い物などなど…
そして、夫婦のどちらがこころの病気になってしまうと、当たり前だと思っていた生活が成り立たなくなってしまいます。
仕事ができなくなり、経済的に困窮する。
家事や育児ができなくなり、もう一人の肩にすべてのしかかる。
家族で一緒に出かけたり、誕生日や進学・進級を祝うようなイベントをしたりするのも難しい。
家庭内の決定事項を全て一人で決めなくてはならない。
親や親族の協力を得られない。逆に「あなたのせいで病気になったのではないか」と責められる。
ここに書いたのはほんの一部で、実際には家族の数だけ困りごとが発生しているとも言えます。
このように、パートナーの立場の人たちは、相手の病気に対する対応をしながら、家庭全体のマネジメントをしなくてはならなくなります。
パートナーの立場の人たちの居場所として
結婚生活を送っていくというのは、障害や病気があってもなくても、それぞれに大変なことではあります。
思いもよらないことも起こりますし、乗り越えなくてはならないこともたくさんある。
とは言え、精神疾患をもつ人の配偶者・パートナーが困難を抱えてしまうのは、一つには「相談場所がない」ことが挙げられると思っています。
「そんな病気であることを人に話してはいけない」
「そんな人のことをまだ愛しているのか？」
「そんなひどい人とは離婚した方が良いのではないか？」
精神疾患のことをあまり知らない人に相談をすると、こんなアドバイスをされてしまうことがよくあります。
こちらの心配をしてくれて、良かれと思って言ってくださっているのはわかるのですが。
医療機関はいつも忙しそうですし、行政の窓口は福祉サービスを受けるためのもので、なんでも話せるわけでもなさそうです。
私自身、相談相手がいない状態で長い時間を過ごしてきました。
ですが、オンライン開催されている「精神に障害がある人の配偶者・パートナーの集い」に参加して、衝撃を受けました。
私と同じ苦しい思いをしてきた人たちが、こんなにたくさんいる！
同じ立場だからこそわかり合えるし、苦しみに共感できる。
他の人の体験が、自分にとっては新しい気づきや発見になる。
自分の体験が、他の誰かの役に立つこともある。
この集いの時間は、私にとても大きな力を与えてくれ、今も大切な居場所となっています。
こんな場所が、もっとたくさんできたらいい。
直接困りごとが解決するわけではないけど、ほんの少しでも肩の荷を降ろして、また明日から頑張ろう、と思える場所。
病気の当事者を支える人としてではなく、一人の人間として認められ、尊重される場所。
そんな場所を、地方の小さな会ですが、目指しています。
必要な人たちへ
なにやら暑苦しく語ってしまいましたが、会自体はゆるーく、対面ならではの、自由に言葉が飛び交う空間になっていると思います。
少しずつですが、参加してくださる皆さんにとっても居場所のようになりつつあるのかな、と。
とは言え、まだまだ全然必要な方に届いていないよなー、と日々悩んでもおります。
そんなわけで、この会のことを少しずつでも知っていただけるよう、地味に書いていきます。
石川県内にお住まいの方も、そうでない方も、気になる方はぜひご連絡くださいね。
そして、既にこの会につながってくださっている皆さまへ。
管理人ひとりの力はあまりにもちっぽけすぎるので、いろいろヘルプ希望です！よろしくお願いします！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？