小説の書き方の教科書のようなもの

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ノート

小説の書き方の教科書のようなもの①

某所の仕事で小説の書き方の教科書のようなものを書く必要があるのですが、腰が重くてなかなかとりかかれなかったので、こうやって公開して連載してモチベーションを高めようという最終手段に出ました(掲載先の許可もらってます)。
完成後は、有料記事として公開しようかなと思っています。500~1000円くらい? 結構お得なのではないかなと思います。
それでも高いという人は、連載中は無料公開しておきますので、期間

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フィクションを書くことのメリット(小説の書き方の教科書のようなもの②)

1.小説とは何か
1-1. フィクションを書くことのメリット

 小説はフィクションの物語です。もっといえば、事実そのまま書いたとしても小説として発表すればフィクションの物語として読まれます。私小説や誰かをモデルにした小説は限りなく事実に近いですし、多くの小説は作者自身の思想や経験がふんだんに混じっています。ですが、小説の中に一部事実と違うことが書かれていたとしても、そのことに怒る人はいません。

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現実とフィクションをつなぐ小説の技術(小説の書き方の教科書のようなもの③)

1.小説とは何か
1-2. 現実とフィクションをつなぐ小説の技術 

 本音を書いても白い目で見られず、しかも何でも自由に書けるフィクションの物語。そんなフィクションのメリットだけ見ていると、取材して事実の裏付けをとるノンフィクションを書くのが馬鹿らしくなりそうです。が、フィクションには最大のデメリットがあります。それは読者に信じてもらいにくく、説得力を持ちにくいことです。当然ですね。なぜなら、読

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小説だからできること(小説の書き方の教科書のようなもの④)

1.小説とは何か

1-3.小説だからできること
 フィクションの物語を伝える方法は小説だけではありません。映画やテレビドラマのような映像作品、漫画、演劇、落語など多岐に渡ります。その中で小説が他のジャンルよりも優れているのは「心の動き」を詳細に伝えることができる点にあるとわたしは考えています。
 人の心の動きは複雑です。喜びの中に絶望が潜んでいたり、表面では怒りながらも心の中では泣いていたりする

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心の描写がないと魅力的な人物は書けない(小説の書き方の教科書のようなもの⑤)

2章 心の描写に挑戦する
2-1. 心の描写がないと魅力的な人物は書けない 

 講座や授業で「自分の気持ちを表す文章を書いてください」というと、たとえばこんな文章を書く人がいます。

本はすばらしい。読めば知識を簡単に手に入れることができるし、空想を広げることができる。さらに手軽に持ち運べるし、なにより安い。もっとみんな本を読むべきだ。

 さあ、この文章の中に気持ちを表す言葉が書かれているでし

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