こんにちは、お金が入るでかねいりです。

「OKR（オーケーアール）」という言葉を聞いたことはありますでしょうか？

数年前に、グーグルが導入していると話題になった目標管理の手法です。

今日は実際、このOKRを導入してみてどうだったのかという体験談をお伝えできればと思います。

■これまでの目標への取り組み

私自身、目標に対して、良いイメージを持っていませんでした。

目標と聞くと、「やらなければいけないもの」、「達成しないといけないもの」という重圧のようなものを感じていました。

そういったイメージなので、目標設定の際には、チャレンジングな目標を設定することは全くなく、手堅い目標設定ばかりしていました。

目標の達成状況はというと、だいたいが85～95％の達成度で、100％、120％達成ということはほとんどありません。

自分自身の成長という観点でも、少しずつ成長している実感はあるのですが、グッと成長角度が上がったということはほとんどありませんでした。

■実際やったOKRの進め方

OKRを導入したきっかけは、会社の中で新しいチームが結成され、チームの目標とそれにひもづく個人の目標を設定しようという話になり、そこで、その当時話題になっていたOKRを試してみようと。

そこで、チームのみんなでこの本を読み、進めることにしました。

書籍：OKR（クリスティーナ・ウォドキー 　日経BP）

OKRとは、
「Objectives and Key Results」の略称で、「達成目標（Objectives）」と、目標の達成度を測る「主要な成果（Key Results）」を設定すること。
とネットなどで調べると、出てくると思うのですが、実際にやってみた本人の解釈としてはこうなりました。

■OKRをやってみてどうなったのか？

実際、やってみた結果はというと、これまでにはなかった130％達成を実現することができました。

スタートした当初は、達成度が低かったのですが、やり方の改善を図っていく中で、上記の達成度を実現することができました。その後、数年間継続していますが、100％以上の達成をすることが大幅に多くなりました。

何より、自分にとって大きかったことは、個人としての成長の角度が大幅に上がったことです。

自分があまり経験のない分野であったり、苦手な分野にもOKRを通して、チャレンジをすることができ、その経験を通して自身の実力を上げることができました。

言い換えると、『なりたい自分に近づく』ことができました。

■OKRはこれまでの目標設定と何が違かったのか？

一番の違いは、ビジョンを掲げるところでした（上記の①の部分）。

OKRの場合、目標を設定する前に、3か月後の自分（チーム）のなっていたら嬉しい姿・状態を言語化することからスタート。

そしてそこから、なっていたら嬉しい姿や状態を実現するための目標を設定するので、目標を前向きにとらえられるようになったのです。

もっと言えば、今までは重圧だった目標というものが、進めたいと思えるようになったのは、大きな変化でした。

次のポイントは、「今週の優先事項」です（上記の②の部分）。

目標を掲げて進めるとき、どうしても目の前の業務の優先順位が上がり、目標を後回しにしてしまうことは多くあることだと思います。私自身もそうでした。

OKRでは、「OKRで掲げた目標にかかわらないものは、今週の優先事項には絶対に挙げてはいけない」とあります。

ですので、「とにかく今週はこれだけは進めよう」と忘れずに注力することができるようになりました。

そして最後のポイントが、「Winミーティング」でした（上記の④）。

チームで集まり、今週の優先事項について、みんなで振り返り、できていたことについて、みんなで褒め合いました。

このWinミーティングがあることで私に起こった変化は、はじめは「言ったからには、やっていないとは言えない」という後ろめたさの気持ちだったのですが、やっていく中で、「みんなに褒めてもらいたい。そのためにも今週の優先事項をがんばろう」という気持ちに変化していったのです。

Winミーティングがあることで、今週の優先事項の実行度が明らかに上がりました。

ですので、私の中では、OKRは、「なりたい姿・状態を描き、そのための実行度を上げるための取り組み」と定義しています。

今も続けているのですが、仕事がさらにおもしろく感じるようになりましたし、大袈裟ですが、自分の人生を自分で良い方向にコントロールできるようになったとも感じています。

OKR、とてもおすすめです。