榊原恒一は、夜見北中学校3年3組転入する事になるが、このクラスは26年前の事件からある決まりごとがあった。
その決まりごとを守らなければ「災厄」が訪れる。
クラスにいる眼帯の少女、見崎鳴に対しての生徒達の反応に疑問をもつ榊原。
その後、生徒達に不運な事故死が起こり始める。

学校の怪談や都市伝説話を聞いた時のあのゾクっとするホラー感と、次は誰の番なのか分からない恐怖の学園ミステリーです。

一本の糸がピーンと張り詰めるような空気感が好きで、見崎鳴にはどこかそんな雰囲気を感じてしまう。そして、彼女にそっくりな人形の存在が謎めいてさらに魅力を増す。
パニックホラーなはずなのに、混沌と言うより順序がきちんとしているパズルのような印象を受ける。
伏線はきちんと型に嵌まるべくあるべき場所へ。
そして、必ず読み返してしまいます。

「誰が言い出したのか分からない」「正体のない何か」がホラーとして1番怖いモノである上に、クラスメイト同士の結託の恐怖。
疑心暗鬼になるのは、過去の事件にも遡り存在する恐怖。

もう、この作品だけで全てが詰まってます。
学園ミステリーお好きな方に是非オススメしたいです。

私は漫画版は読んだことがありませんが、清原絋先生で、十角館の殺人の漫画と同じとても綺麗な絵です。
アニメは観ました。
アニメはアニメで味わい深く、面白かったです。

鳴の制服は、アニメの画像を見ながら描きました。
映像化されていると、イメージは引っ張られますね。
鳴のおきまりのポーズ（左手は添えるだけ笑）をとらせればそれなりに見えるかなと(^▽^;)

今回も楽しく描けました💕