【読書感想】 虚像のアラベスク
虚像のアラベスク 深水黎一郎
芸術探偵が解説する、とても素敵なミステリー
(〃´-`〃)💕
いやぁ、これは帯の『やられた!』そのまんまです(*´艸`)💕
表紙の可愛いイメージそのままのほんわかした雰囲気ですが、ちゃんとミステリーでした❗️
【ドンキホーテ・アラベスク】
烏丸バレエ団に脅迫状が届いた。
内容は『ドン・キホーテの公演を全て中止にしろ。さもなければ、舞台上でとんでもないことが起こるだろう』というもの。
海埜警部補は、甥の神泉寺瞬一郎を連れ、バレエ団へ捜査に赴く。
この神泉寺瞬一郎が、芸術探偵と呼ばれ、バレエ界にもめちゃめちゃ詳しい。
バレエに関するあれやこれが、彼の口から細かく丁寧に説明される。
私、バレエ鑑賞は好きなので、少しは知識がありますが、再度こうして改めて解説されると、知らない事や初めて聞いたパが出てきて、凄く楽しかったです。
Kバレエ(熊川哲也のバレエ団)なイメージで読みました笑
特に本書はフランス式の名称で記述がされていて、イギリス式との名称の違いもきちんと説明されていて、分かりやすい。
そんな説明を挟みながらも内容はミステリーでおもしろい。
久しぶりにドン・キホーテを鑑賞したくなりました💕
【グラン・パ・ド・ドゥ】
夕霧のいるバレエ団で、装身具盗難事件が起こる。
その後、殺人事件に発展するのだが、容疑者と思われるメンバーはいない。
聞き込みに来た海埜警部補に、夕霧は好意を寄せる。
この話、おもしろい❗️
まぁ、怪しげな雰囲気はあったのだが、まさかこうくるとはꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
バレエ描写もお見事で、頭で思い描きやすく、光景が目に浮かぶ……笑
「あぁ、だからか❗️」と納得した所を言ってしまいたい!笑言わんけど。
素敵で可愛いミステリーでした💕
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?