13回目の運動会はカツサンドで。
先日、小学校の運動会があった。
コロナ禍前は校庭で家族みんなでお弁当を囲んだけれど、現在小6の娘は小2までしかその運動会を経験していない。
小3と小4の時は参観の中での運動会で、保護者も一人しか見に行けず写真撮影も禁止だった。
小5で学年入れ替え制の運動会になり、今年やっと全学年を見れる運動会となった。
しかし、お弁当もなし、ダンス系もなしで午前中に全て終わる。
6 年生は100m走とリレーというどちらも走る競技。走るのが嫌いな子とってはちょっとかわいそう。
朝、家を出る時に
「お母さん、今日のお昼はカツサンドがいい!」
そう言って笑顔で行った娘に、ああそうだった、運動会のお弁当にはいつもカツサンドを作っていたと思い出したのだ。
4年ぶりのカツサンド、運動会が終わって帰ってから大慌てで車を走らせ材料を買いに行く。ちょうど作るのを待っていたかのように、美味しそうな肩ロースが売っていた。
帰ってから油に火を入れて、トンカツを作る。先に帰っていた息子と旦那からは、ホントに今から揚げるの?と言われるがお構いなし。13時を回っていたけれど、作ると決めたのだ。
そうしてトンカツが順調に揚がっている頃、娘が帰って来た。
「お母さん、今日のお昼ごはんは何?」
食べたいって言ってたでしょ、カツサンド!と言うと、よっしゃー!と言って大はしゃぎ。
4枚切りのパンを半分の厚さに切って、バターと粒マスタードを塗る。片面にソース、そこに粗熱がとれたトンカツをのせる。さらにたっぷりとソースをかける。パンをのせて3等分に切る。
作ってしまえば何てことないし、案外簡単なのに、かなりハードルが高い感じがするカツサンド。娘以外は6枚切りの食パンの厚さでパンにもボリュームを出した。
ソースはまい泉。まい泉と言えばカツサンド!この日を予測したかのように、先日阿倍野へ行った時に母に頼まれて買っていたのだ。(我が家の分も買ってもらっていた。)まい泉のカツサンドはひれカツを使っているらしい。
4人分作り家族みんなで頬張る。4年ぶりの手作りカツサンドは、びっくりするぐらい美味しかった。みんなニコニコしている。運動会のカツサンドはきっと忘れられない思い出になる。カツサンドがみんなの笑顔がごちそうになった日だった。
タイトル、13回目の運動会は、今年19歳になる長女が7歳の時から数えて13回目の運動会。これで小学校の運動会を無事に親子共に卒業した。
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