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スポーツシューズ足のトラブルジュニア編その④


10月15日(土)岩手県花巻市のミニバス所属の児童(小学生高学年)と保護者に向けて怪我を繰り返さないための“正しいバッシュの選び方、履き方”を講演させていただき、前回(その③)はその内容の一部を紹介しました。

講演後は個別にお悩み相談を実施、今回はその相談で多かったスポーツ障害について考えてみたいと思います。

スポーツ外傷と障害の違い

外傷は体に急激な大きな力が加わっておこる怪我、障害は繰り返し同じようなところに強いストレスかかり筋が炎症したり、骨、靭帯が損傷したりすることです。詳しくは下記より

スポーツ「外傷」と「障害」の違いについて  DDマップより
突発的なアクシデントで起こるものを「外傷」、慢性的な不具合があるものを「障害」と考えていただけたらと思います。主なスポーツ外傷には、捻挫、打撲、靱帯断裂、脱臼、骨折などがあり、スポーツ障害には、野球肘や腱板炎、アキレス腱炎、腸脛靱帯炎、シンスプリント、足底筋膜炎などが代表的です。
Wikipedia
外傷-Wikipedia
スポーツ障害-Wikipedia

今回の相談で多かったこと

多かったお悩みは踵から土踏まずにかけての足底の痛みです。

その②(10月8日サッカーの相談会)は対象が8~10歳のサッカー少年で踵の痛み(成長痛・シーバー病)が多数、今回はミニバスで対象が10~12歳の男女と違いもあるためか足底の痛みを多く相談されました。

スポーツ障害のひとつに足底腱膜炎があり、相談されている痛みの部位は図の示すところですが、正確には医師の診断によって決められます。

足底腱膜炎で多い痛みの部分

足底腱膜炎-Wikipedia

足底腱膜炎は足底の内在筋を覆っている腱膜に強いストレスが繰り返しかかり炎症します。

今回、痛みを訴えているのはミニバスの小学生高学年、運動量に見合う足の強度や柔軟性に欠けていたことになります。

スポーツ障害を予防するためのシューズ

足底の痛みを訴えている子どもの足の傾向は、踵が外向きで土踏まずが低い形態でした。

踵が外向きで土踏まずが低いまま踏み返していると土踏まずに強いストレスがかかり足底腱膜が伸びるきる状態になります。

この様な足部の悪い動きを抑えるのもシューズの役割、先ずはが真直ぐにおさまる踵の芯が確りしているシューズを選びことが大事です。

シューズが良くてもサイズが合わないとシューズ内で足の悪い動きを助長しますので適正サイズを履くことも大事です。

オーバーサイズ、紐を締めても足が固定できていません。

そして、靴紐を適正に締めることで靴内で足が固定できるだけではなく、土踏まずが上がり足趾も動きやすくなります。

つまりスポーツ障害を予防するためのシューズのキーワードは、踵、サイズ、靴紐、前回の外傷(捻挫)予防と同じです。

スポーツを楽しむためにはシューズの役割は大きく子ども達を確り守ってくれますので、今一度、シューズをチェックしてみてください。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

【かんのシューズ公式サイト】
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