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マーケティング コンサルタントの つぶやき VOL.1 「加速度的 進化時代」

1)顕在意識と潜在意識


今の時代に仕事をするようになった人たち。これから就職する若い世代の人たちに「伝えておかなければならないこと」があります。
 
まず、昭和だろうと平成だろうと令和だろうと、結局「売れる形」をアウトプット提供できる人のみが評価される」ということ。
 
仕事は「無意識の行動習慣から生じるアウトプットのみ」が評価されるもの。「人間の脳」は3%程度の顕在意識で知識をインプット


そして、97%は無意識レベルの潜在意識で行動をアウトプットしています。いわゆる「惰性の習慣」というやつから生まれる行動
 
朝起きて、トイレに行って、歯を磨いて、着替えて・・・ これ、無意識の惰性行動・無意識の習慣的な行動です。完全に無意識状態。

それでも身体は動きます。人間の脳は「色々考え過ぎるとオーバーヒートしてしまう」ため、行動の ほとんどを無意識習慣で行います。
 
仕事は「アウトプット」が基本。つまり、あなたの仕事についても ほとんど「無意識習慣・無意識の惰性行動」で行っているわけです。
 
そして、その「無意識習慣・無意識の惰性行動から生まれたアウトプット」を「あなたの仕事の質や量」として評価されてしまっている


2)無意識から生まれる行動


無意識習慣から生まれる「表情や態度」。無意識の惰性行動から生まれる「挨拶や返事」。無意識の習慣から生まれる「行動・反応」
 
「ビジネス・ノウハウ」「ビジネス・テクニック」といった言葉がありますが、これらの基本は「無意識の惰性習慣を変えろ」というもの。

なので「知識本」を読んで「3%の顕在意識」にインプットしても、あっという間に忘れてしまって右から左。知識は役には立たない。
 
こんな話を「ビジネス書」を10冊ほど商業出版してもらっている「ビジネス ノウハウ作家」が言うのは おかしいのかもしれません。
 
しかし、仕事・ビジネスに必要なものは「見識(先を読む能力+アウトプット能力)」であって「単に頭に記憶する知識」ではないのです。


3)企業内の二極化


今、多くの企業で二極化が進んでいます。「成果を出してくる20%程度の人たち」と「成果が出せない80%程度の人たち」の二極化
 
もっと言うと「多くの成果を出す5%」「そこそこの成果を出す15%」「雑用が中心の60%」「アベられる20%の人たち」4分類

「アベられる」というのは、もともとコンサルタントたちが使っていた「スタンバイしているけれど仕事が回ってこない状態」のこと。
 
厳密に言うと「Availableの略」・「在庫はあるけど 売れていかない」みたいな意味。テレワークでスタンバイしていても声がかからない。
 
結局「トップ5%の人たち」で話が進む。そのうえで「肝心なポイントだけど作業性の高いものは15%の人たち」に仕事が渡される。


誰がやっても良さそうな作業が多い場合は「60%の人たち」の一部に「作業的な仕事」が渡される。20%の人たちはアベられる・・・
 
どこの企業も同じ図式で動き始めています。世界的な流行り病の蔓延で、ビジネスセミナーなどもテレワーク化されていきました。

が・・・ しかし、結局「テレワークでのオンライン セミナー」で成果を出せるのは「5%の人たち」と「15%の人たち」のみ。
 
この「5%」「15%」の人たちは「無意識の行動習慣を 強引に変えよう」と動き、脳の97%の無意識習慣の書き換えを成功させる。
 
「80%の作業係の人たち」と「20%のアベられている人たち」は、知識をインプットしようと脳の3%の顕在意識に知識を入れる。


4)評価ポイントの冷酷化


ところが、脳の97%の無意識習慣は、まるで変わらず、3日も経てば「知識」を忘れてしまい、当然、成果が出るようにならない。
 
これが、テレワークで登場した「本当の意味での組織内の二極化」です。昭和・平成のリアルコミュニケーションにはない世界。

昭和・平成の時代では、会社に行って、それほど成果を出していなかったけれど「大きな声」で騒いでいれば存在感が出せた。
 
成果を出さないような上司に、ゴマすりをしておけば「評価が下げられることはない」といった、なぁなぁ評価が存在していた。
 
いわゆる「成果を あまり出していない60%の人たち」の「中流の人たちの居場所」が存在していて「平均点の中流」という価値観があった。


5)収入の二極化


ところが、テレワーク時代がスタートして、この「60%の人たちの正体」がバレてしまったわけです。企業のトップは成果しか見ない。
 
これまで、会社で大きな声を出して存在感を出していた人が「PC上の成果データ」というものでしか評価されなくなってしまった

この円安のご時世。これから5年〜10年先に「中流世帯」という感覚は消滅してしまうことは明白です。「平均的な生活」「平均的な収入」がなくなる。
 
極端に言えば「200万以下の収入の60%+20%の人たち」と「600万以上の収入の5%と15%の人たち」に両極に区分されていくことになる。


今のうちに 打てる手は打っておいた方が懸命です。仕事の評価は「無意識の惰性習慣から生まれるアウトプット行動」でしかありません。
 
時代は、ものすごいスピードで「加速度」を増し続けています。上位20%の中に 今のうちに食い込んでいくことが 近い将来から先、自分が生き延びる秘訣です。


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