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マーケティング コンサルタントの つぶやき VOL.00(序章)

今の時代に仕事をするようになった人たち。これから就職する若い世代の人たち。60代 半ばになる私にとっては、とっても羨ましいなぁ と感じています。

時代は、ドンドン進化しています。今、普通に生活している人の住まいには冷蔵庫もあるエアコンもある。インターネットもある。

日本の歴史を代表する江戸幕府をスタートさせた「当時の日本一の大金持ち」であった「徳川家康」より良い生活をしているんです。

令和の前が平成。平成の前が昭和。私は昭和の時代に働き始めました。仕事を覚えたのも昭和の時代。スマホなんて存在すらしていない。

令和の働き方と平成の働き方は別です。平成の働き方と昭和の働き方も違っています。世の中は、加速度を増して、さらにドンドン進化していっています。


1)昭和の時代

昭和の時代は「組織の大きさ」で仕事の量や質が違っていました。学歴が高い人が大きな会社に入る。そうすれば質が高く 成果も大きな仕事ができました。

大きな会社に就職できさえすれば、規模も大きく 色々な部署で 色々な 仕事ができキャリアアップできました。学校で勉強ができる=オトナになって良い生活ができていた。

仕事での成功も同じです。大きな会社の人とのコネクションができ、鶴の一声で取引がスタートすれば「大きな売上」が期待できた。そういう時代。

この時代に重要だった価値観は「本物」という価値観でした。「本物の東大卒」「本物の慶応大学卒」。そういう「高学歴の人の価値」が高かった

仕事に置いて重要なことは「大きな会社・上司」への「根回し」「鶴の一声」「突貫工事」。この3つが仕事の基本とされていました。


2)平成の時代

しかし、平成に入って「昭和時代の図式」は壊れてしまいました。実力者の「鶴の一声」で物事が動く時代ではなくなったのです。

さらに「企業の終身雇用」というルールが崩壊し始めました。少数の「正社員」と、大多数の「派遣社員」という新しい図式の誕生。

「正規社員」の少数派の「勝ち組」。「非正規社員」の大多数の「負け組」といった「大きな図式」が生まれたところからスタート。

昭和の時代の「ひとつの会社」で色々な部署の仕事の経験を積むというキャリアアップのスタイルが大きく変わってしまいます。

キャリアアップしたいのならば、最初から計画を立てて「派遣社員」としてキャリアアップを図った上で正規雇用を狙うというスタイル。


3)本物から本当へ

平成に入って、昭和の「本物が強い」という価値観から「本当に売れるかどうか?」に「人の価値」がシフト・チェンジしました。

高学歴でも、正社員でも「本当に売れない」低学歴でも、非正規社員でも「本当に売れる」なら後者の方が価値が高くなったのです。

昭和の時代は、仕事ができて成果が出せる人よりも、企業上層部とのコネクションが強い人の方が出世して給料が上がったり・・・

そんなことも「昭和の企業あるある」だったのですが、すっかり違う世界に変わってしまいました。もう、世界が違っています。

私は、東京の有名私立大学 の学閥のある企業に地方の国立大学から入ったクチなので、成果を出しても昇給昇格しない組に所属。


4)二極化の始まり

昭和の時代は「学歴+コネ」。そこに「成果」が加われば「昇給昇格」という評価。結局「学歴+コネ」がものをいっていた時代。

平成の時代になると「学歴のある正規雇用組」の中の「成果を出す組」「成果を出せない組」。それでも「正規雇用」で守られている。

逆に「学歴のない非正規雇用組」の中で「やっぱり成果が出せない組」と「成果を出して正規雇用になってさらに評価される組」

という4つの組に別れることになりました。それが令和の時代になり、もっともっとシンプルで明白な評価になりつつあります。

今の流れで必要なことは「学歴」は、ほぼほぼ関係ない。「成果を出せる組」or「成果を出せない組」という2極化の流れです。


5)さらなる二極化時代の到来

もっと細かく分けると「組織の中のエース級 トップ5%」「組織の中の上位クラス 6〜20%クラス」=「成果を出せる組」

実質、この「エース級5%」と「上位クラス15%」の人たちが「その組織の売上(実利)の80%ほどを集めている」状態。

こういう人たちが「他の会社の仕事」を「副業でもやっている」といった形になっています。本業でも副業でも評価される組。

もうひとつが「組織の中で上位21%〜 クラス」=「成果を出せない組」。「80%の人数で20%の売上(実利)」という状態。

こういう人が副業をしても、やっぱり 副業仕事の依頼 は 入って来ない。本業でも副業でも評価されないという人たちが片方にいる。


この「二極化」は、ますます加速度をつけていきます。私は「成果を出してもコネがなく評価されなかった昭和」を生きてきました。

だから、今の時代、これからの時代を生きる人たちが、とっても羨ましいアウトプットの成果さえ出せば良い時代なのですから。


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