「ホーネット社会（Hornet society）」とは、スズメバチの社会構造を見本とした女性・子どもを中心とする社会のことです。

スズメバチは、女王バチがリーダーで、働きバチたちが協力して巣を作っています。
女王バチは子どもを生み、働きバチたちは巣を守ったり養ったりします。
このようなチームワークのおかげで、スズメバチたちは効率よく生活し、たくさんの仲間を生み出し、巣を守っています。

みんなが一緒に力を合わせて「子育て」することで、集団の生存と繁栄を維持しています。
次に、人における「ホーネット社会（Hornet society）」の定義を紹介します。

❶リーダーは「女性」

これまでの歴史を見てみると、多くの国や時代で、社会のトップに立つ人や政治の指導者はほとんどが男性でした。
男性がたくさんの権力を持っていたから、競争が激しくなって、人々や地球に良くない影響が出てしまいました。

でも、スズメバチやミツバチのような社会を持つ昆虫では、女王がリーダーです。
女性のリーダーは、協力や対話、紛争を平和に解決することに重点を置くことが多いです。
だから、女性がリーダーになることで、社会がより平和になる可能性があります。

❷「子育て」を目的とする社会

生物のほとんどは、生き残りと子どもを作ることを目指しています。
スズメバチの社会では、女王、働きバチ（働き蜂）、そして時々雄バチ（雄蜂）からなるチームがいて、子どもを大事に育てて次の世代を作ることが目標です。
スズメバチは、みんなで一緒に育てた子どもが、大空へ巣立っていく姿を見ることが一番うれしい瞬間であると思います。

人間も同じ生物ですから、生き残って子どもを育て、子孫を残すことが最も幸せに感じるように遺伝子上でプログラムされていると思います。
地球の歴史の中で、約20万年以上、人類が存在し続けていることが何よりの証拠です。
そして今、過度な競争社会（戦争や核兵器など）により、人類が未来へ存在していくことが難しくなってきています。
人類は未来の地球に存在するために、スズメバチのような社会構造に変わっていく必要があります。
それは、女性が子どもを生んでくれたことに感謝し、みんなでサポートし合って、みんなで育てた子どもたちという意識が持てる社会です。

❸「女性のポテンシャル」を最大限に引き出す社会

私は、女性たちにはすごいポテンシャルが秘められていると思います。
次に女性の長所を紹介します。

「やさしさ」女性はやさしくて、他の人の気持ちを大切にすることができる。

「共感力」 多くの女性は他人の感情や状況に敏感であり、共感する能力が高い傾向があります。

「コミュニケーション」女性はコミュニケーション能力に優れ、表現豊かで協調的なコミュニケーションスタイルを持っています。

「柔軟性」女性は変化に適応しやすく、柔軟性があります。新しい状況や環境に対して臨機応変に対応することができます。

「創造性」多くの女性は創造力が豊かで、独自のアイデアや解決策を見つけ出すことができます。

「リーダーシップ」女性はリーダーシップ能力にも優れており、協力やチームビルディングを重視し、他者を鼓舞することができます。

「母性」多くの女性は母性が強く、子供や家族のケアに対する情熱や責任感があります。

「がんばりや」女性はがんばりやで、難しいことにもめげずに頑張ることができます。

これらの特徴は一般的なもので、すべての女性が持っているわけではないけれど、たくさんの女性がこれらの素敵な特性を持っています。

男性が主役の社会では、これらの女性のポテンシャルが十分に発揮されません。
女性がつらい思いばかりする社会だと、子どもたちも本当に楽しく笑えません。
女性たちがもっと活躍できる社会になれば、たくさんの素敵な未来が待っています！