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保護犬、保護猫問題

こんにちは。
今回は、投資に関係の無いお話です。

少し前、ねこ放題というサブスクが話題となりました。
結論から言うと、倫理的な視点からの批判が多く、サービスは中止に追い込まれました。

タレントの坂上忍さんも、このサービスには強い反感を示しています。

何故坂上忍さんなのか、分からない方も多いと思いますので、支援の宣伝も含めて少し紹介しますと、坂上忍さんは「坂上家」という保護犬と保護猫の活動をなさっています。
非常に動物に誠実で、日々の様子をYou Tubeで配信しています。
寄付等は現在のところ募集しておらず、ご自身の資金と期間限定のカフェなどの収益を運営費に当てているそうです。
私も活動を応援しておりまして、消費者としてグッズの購入や去年の木更津でのイベントカフェにお邪魔するなど、支援しています。

さて、話を戻します。

上記のように私は坂上忍さんの活動を応援していますが、かといって、主張が全く同じというわけではありません。

どういう立場で発言してるんだ?
と思われる方もいらっしゃると思いますので、私の立場を少し書いておきますと、

私も4年ほど前から保護犬や保護猫の活動に携わっており、協力してくれているトリミングサロンや保護犬保護猫活動法人の支援をしています。
また、遠征して直接支援に伺うこともありますので、資金面と人手の両面で協力しています。
もちろん費用は全て自腹です。

そんな私ですが、保護猫のサブスクに関して、思うところがあります。

ザックリと、保護猫のサブスクの説明ですが、毎月定額を払うことで、気軽に猫を飼えて、ダメそうなら解約して返却も可能というものです。

印象としては、実際に飼っている人ほど、保護猫のサブスクには嫌悪感があるように思います。

坂上忍さんも、本来生き物を飼うのは相応の覚悟が必要で、今回のようにいつでも返せるというシステムでは、その覚悟を希薄化してしまうという趣旨の発言をなさっています。

この意見は非常に多く、それが虐待に繋がるのではないかと言われ、批判殺到で中止になりました。

この主張は本当に正しいと思うのですが、私の意見は少し違います。

猫にとっては、生きる可能性を残されるか、それとも確実に殺されるかの2択の話だからです。

生き物を飼うための覚悟は本当に大切です。
しかし、それは昔からずっと大切だと言われてきたことなのです。
なのに、今もまだ保護猫や保護犬活動が追いつかないということは、覚悟などもう今から向上はしていかない事が既に証明されたあとの世界が現状だということです。

これからも本人達の覚悟に委ねるには、犬も猫も殺しすぎました。
今も殺し続けてます。

私も受け入れ先を探す活動にも参加していますが、正直そのような昔からある方法では、失われる命は減りません。
言い方は良くないですが、自己満足の領域です。

受け入れ先の母数を爆発的に増やすには、今までに無い方法が必要です。

それがサブスクであるとは言いません。
ねこ放題には問題がたくさんありました。

しかし、批判の多くは自身の倫理観というのも私は疑問です。

100匹の猫を貸し出したとして、もしかしたら数匹の猫が覚悟の無い飼い主に虐待されるかもしれません。
しかし、それは貸し出さなくても今すでに起きている現状と変わりません。
虐待されている犬や猫は山程いますが、ではペットショップを無くそうという批判は今回のサブスクに対する批判よりも少数です。

さらに、その100匹が殺処分となれば、100匹全部殺されます。

100匹貸し出して、全て虐待を受けることはありえませんが、受け入れ先が無くて殺処分となれび、確実に全て殺されるわけです。

これを個人的な心情や倫理観で皆殺しの方が良いと言ってしまって良いのだろうかと、私は疑問なのです。

とまぁ、こんな意見もありますという程度です。

結局私も画期的な方法を作れたわけでも、全ての犬や猫たちの救世主になれてるわけでもありません。

坂上忍さんのほうが、よほど両足を踏み込んで立派な活動をなさっています。これからも支援させていただきます。

ただ、この記事を読んでくださった方に、少しだけでも保護猫や保護犬は問題だなと思っていただけたり、どこでも良いので保護猫や保護犬の活動団体に100円だけ協力してあげようかなとか思っていただけたら万々歳です。

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