🚗：［所持金］1000円（手持ち）／40000円（ATM）　［職業］政治家

🚙：［所持金］32000円（手持ち）／60000円（ATM）　［職業］タレント　［家］ミニハウス

🚕：死亡→ATM

🚗「1、2、3、4、5」

🚗「おー子どもできた！はい5000円」

🚙「え、あの、どちらさんですか？」

🚗「え…？」

🚗の隣に、見知らぬ女性が立っている。

🚗「うわっ！」

🚙「え、娘ってこと？」

👩‍🦱「はじめまして、🚗の妻です」

🚙「？」

🚗「？」

🚙「あ、けっこんか！けっこんマスは絶対に止まらなきゃいけないってルールあったわ人生ゲームで」

🚗「絶対に結婚しないといけないとか、古い考え方だなそれ」

🚙「でも結婚せずに子ども作るのも」

🚗「それも古いって」

🚙「えっ、っていうか、子どもって、どうやって作るんだ？」

🚗「確かに。子どもってどうやって作るんだ？」

🚙「まだ習ってないよな」

🚗「そうそう、たぶん中学とかで習うと思うんだけど」

🚙「まぁ、とりあえず、ルーレット回せよ」

🚗「1かぁ〜」

🚙「じゃあ、ご結婚おめでとうございます」

🚙 3000円 → 🚗

🚗「ありがとうございます」

👩‍🦱「ありがとうございます」

🚗「で、女の子がうまれて、5000円もらうのか」

👩‍🦱「女の子がうまれて？」

🚗「あ、はい」

👩‍🦱「いや、別に私、子ども欲しいと思ってないし」

🚗「え？いや、だって、止まったし」

👩‍🦱「なんで勝手に決めんの？産むのは私なのに！私の考えも確認しないで！」

🚗「え〜、でも、産んでもらわないと…」

👩‍🦱「サイッテー！最低ですよねこの人！？」

🚙「えっ、あ、はい」

🚗「ちょっとどうなってんのこれ？」

🚙「えっと、あっ、もしかして、ちょっと給料が入ってるか確認して」

🚗「俺の？」

🚙「うん」

　預金残高
　40000円

🚙「やっぱり、給料日マスを通り過ぎたのに、給料が入ってない」

🚗「どういうこと？」

🚙「つまりけっこんマスは、給料日みたいに通り過ぎても発生するイベントではなくて、そこでストップしなきゃいけないマスなんだよ」

🚗「あぁ、それ以上はそのターンは進めないってことか」

🚙「そういうこと。だから子作りに反対してるんだよ」

👩‍🦱「おいガキこら」

🚙「はい！いや！サイッテーですよね！僕がちゃんとキツく言っときましたんで！本当にこのたびはおめでとうございます！はい！回します！」

ドボガーーーーーーーーーーーーーン！！！！！！！！！！！

…

…

…

…

…

…

👩‍🦱「あなた！大丈夫！？」

🚗「…え？なに？なにが起きたんですか？」

🚙「……ゴホッ、べホッ、…え？なんか落ちてきた？」

🚗「なんて書いてたの？」

🚙「えっと、流れ星がぁ、なんとかって」

🚗「それだよ！流れ星が落ちたってこと！ベェッホッ！」

🚙「隕石じゃんこれ…」

🚗「なんで巻き込むんだよ俺も」

🚙「知らねぇよ」

🚗「ボードだけは綺麗に残るんだよな、電車が突っ込んできたときも」

🚙「えー、アイテム（ながれ星）…ってどれだよ」

🚗「適当にその辺の石でいいでしょ」

🚙が適当にその辺の石を拾う。

👦「あ！石ちゃん！石ちゃんが石ひろってる！」

👩「こら！すみませーん！うちの子が大ファンで、一緒に写真とってもらえますかぁ？」

🚙「あ、はい、（石ちゃんじゃないけど）、全然いいですよぉ〜」

👩「あ、じゃあ、えーっと、あなたー！こっち来てー！」

👨「おいさきさき行くなよっていいいい石ちゃんさんだ！いいいい石ちゃんさんですよね？」

🚙「（石ちゃんさんじゃないけど）あぁ、はいぃ」

👨「写写写写真写真写真とってもらってもらってもらってもいいいいいですか？」

🚙「いいですよ」

👨「ああありがとうございます！じゃあえーっと、誰か、あっ、すみません、写真お願いしていいですかっておい！あんたこないだの変態じゃねえか！」

🚗「…」

👨「二度とうちの子に近付くなと言っただろ！」

🚗「いや、そっちから近付いてきたから」

👦「すごいおじさん！すごいおじさん！」

👩「こら！」

🚙「え、知ってるのこの人たち？」

👨「石ちゃんさん、この方のお知り合いですか？」

🚙「はい、そうですけど」

👨「まったく…」

👩「あなた！」

👨「いいからいいから、はい、22000円。この方にはこの間もね、息子に二度と近付かない約束として11000円を渡したんですが、それでも聞かないようですので、石ちゃんさんに倍の22000円を渡しますので、必ず二度とこの自称政治家の変態が息子に近付かないように監視していてください。お願いします。写真は結構です。では」

👦「えー石ちゃんさんとすごおじと写真とりたーい」

👩「とらないの！」

🚗「…」

🚙「…」

🚗「…」

🚙「なんか、あの家族が心配なんだけど」

🚗「どうでもいいよ」

（続く）