リーナ

看護師、管理職、4姉妹の母でシングルマザー。 人生ど真ん中のアラフィフ✨ 折り返し残り…

リーナ

看護師、管理職、4姉妹の母でシングルマザー。 人生ど真ん中のアラフィフ✨ 折り返し残りの人生を、『老いや看護を一般常識にすること』を使命に活動しています。 毎月「老いを知る講座」をオンラインで無料開催中!

最近の記事

老いて夫婦で暮らすということ②

今回お話しする夫婦は、二人とも認知症のご夫婦。 とはいえ、会話は成立するし、ADL(日常生活動作)も自立しているご夫婦です。もの忘れや、判断能力、少し足腰が弱っているお二人。ご夫婦だけの生活では心配と、ご家族の強い希望から押しきられ、サービス付き高齢者住宅へ二人で入居されました。 お二人としては、住み慣れた家で暮らし続けたかったので、不満ありありのお引っ越し。 サ高住へ入居後も、思い立ってタクシーを呼んで家に二人で帰ってしまわれることも度々あり、「いなくなった!」と、大騒ぎに

    • 老いて夫婦で暮らすということ①

      老夫婦世帯について、訪問看護や定期巡回介護をしていて思うことを、今日は書いていきます。 まず、介護が必要な世帯には、独居世帯でなければ、介護される要介護者と、介護する家族及びそれに代わる人がいます。 その、介護の形も色々で、元気で、時間もある家族が介護をするのが、無理のない形なんでしょうけれども、なかなかそうはうまく行かないのが世の中で、介護する側も、要介護状態だったりすることも、高齢化社会が極まりつつある現代では珍しいことでは無いのが現状です。 公益財団法人長寿科学振興財

      • 可愛い老人になりたい

        昨日、ビジョンアーキテクトセミナーという、自分のこれからの人生でやりたいことを明確にしていくためのセミナーを受けていて、その中で、何歳の頃、どんな風に生きているかということを考える時間がありました。 今、人生100年時代と言われていて、2023年7月、厚労相発表の男の平均寿命は 81.05 年、女の平均寿命は87.09年となっています。 昨日のセミナーの先生のお話しによると、20才以上の平均寿命にすると、90才は越えているとのこと。 介護の現場にいる体感としても、90才以

        • 寒い家の高齢者

          12月も半ばを過ぎ、本格的な冬を迎えましたね。雪の予報がちらほら出てくると、憂鬱な気持ちになります。 お休みなら雪も楽しいのですが、仕事に行く時に雪が積もっていると、めちゃくちゃ厄介で、そして、運転が怖い。 雪かきに骨が折れる。 道路状況で、訪問スケジュールが大幅に狂うので、調整が大変! と、あまり嬉しくないことが多いのです。 しかし、毎年雪は降るので、雪に備えてスタッドレスタイヤに変えるのはもちろん、雪避け棒、手袋、金属製のスコップなど、雪に備えたグッズは装備完了しました!

        老いて夫婦で暮らすということ②

          あなたの介護を思い描く

          一つ前の投稿で、あなたや、家族が介護が必要になったらって、考えたことありますか? と、問いかけました。 たとえば、老いを感じるような年齢や、状態になった時、どこで生活したいですか? 住み慣れた自宅ですか? それとも、介護施設ですか? 介護施設といっても色々あります。 どんな施設があるか知っていますか? 入所施設と一口に言っても ・特別養護老人ホーム ・有料老人ホーム ・グループホーム ・老人保健施設 ・サービス付き高齢者住宅 ・病院 等、色々あって、それぞれの特性があり

          あなたの介護を思い描く

          もし自分が介護が必要な状態になったら

          あなたは、将来老いを迎えたときにどこで暮らすかについて、考えたことはありますか? そんな先のこと、まだ考える必要ないですか? では、親のことならどうですか? あなたの親は、この先もっと老いて 介護が必要になった時、どうしたいと思っているか話を聞いたことはありますか? 自分の老いよりも、確実に近い未来のことですが、まだ関係ないと思いますか? 老いって、徐々に来るものだと思っていますか? だから、今決めなくても、その時になったらゆっくり考えればいいや。 そんな風に考えてい

          もし自分が介護が必要な状態になったら

          老人が転ぶということ

          今日、サ高住(サービス付き高齢者住宅) 入居中の90代の女性が、 「胃が痛いから、入浴したがらないので看にきてほしい」 と、サ高住の職員から連絡があった。 入浴したがらない事をなんとかして欲しいのであれば、訪問看護の役割じゃないよなぁと思ったり、「胃が痛い」のはいつからで、どの程度なのかとか、その他の症状なども何も情報が無かったのだけれど、「胃が痛い」はたぶん、受診しないとどうにもならない案件なんじゃかいかなぁとか、まあ、訪問看護への相談の仕方としては、いささか突っ込みどこ

          老人が転ぶということ

          知ることは愛

          ずいぶん更新が滞ってしまっていました。 老いのしくみについて、順に投稿する予定が、オンライン講座の開催の方にエネルギーを割いていました。 一年くらい書いていない気分でいたけど、 最後に書いたのは今年の7月だったのをさっき確認して、案外時間は過ぎてなかったのだなぁと思って、なんだか良くわからないほっとした気持ちになってますf(^_^) オンラインで行っている『老いを知るお話し会』は、今年の5月から初めて、毎月一回ずつ開催してきました。 ありがたいことに、毎月必ず誰かしら2~3

          知ることは愛

          老いを知る②人体の老化のしくみ

          さてさて、老いを知るシリーズをやるやると言っておきながら、ずいぶん時が過ぎてしまいました。 職場での研修講師、個人的に始めたオンラインでの『老いを知る講座』など、やることがてんこ盛りになってしまって、5月から投稿が止まってしまいました。 5月にはじめた講座の方のやる気が、ぐあーっと上がり、 6月に講座の予定を多めに入れたのですが、 なんと6月の受講申し込み者0人ww 老いを知ることなんて、有料で時間をわざわざとってまて聞きたいことじゃないのかもしれないですね。 そもそも、老

          老いを知る②人体の老化のしくみ

          老いを知る①いつからが『高齢者』か?

          皆さんは、何歳以上の人を「お年寄り」 または「高齢者」と思うか? 年々高齢化が進むなか、 人々の意識も少しずつ変化しているとは思うし、自分の年齢や状況によって、答えは人それぞれであろうと思う。 織田信長の時代では、人間50年の寿命だったそうだ。その時代に生きていれば、わたしもそろそろ死ぬ時期になる。 『初老』とは、40才のことを指す異称と知った時は、驚愕した。 現代ではどうだろう。 実は高齢者の定義は法律で決められておらず、確たるものはないようだ。 WHO(世界保

          老いを知る①いつからが『高齢者』か?

          「老い」を学んで備える

          ■老いるとはどんなことか知ってますか? 私が訪問看護をするようになって 治療の場ではなく 生活の場での療養、介護を見てきて 思うことの一つに 『皆、自分の体のこと、人の体の扱いについて知らなさすぎる』 ということがある。 治療の場である病院では、 患者は医療者からケアを与えられる立場であり セルフケアの指導がなされても 治療が必要な病が寛解、治癒すれば 関心が薄れてしまう。 家に帰れば、どこも辛くなければ 自分の体の変化にさほど 関心など向けなくても 日々は流れていくし

          「老い」を学んで備える

          言いたいことも言えないこんな世の中はポイズンだよね(医療・介護現場にありがちなシーン)

          私は現在、訪問看護ステーションの管理者であり、定期巡回随時対応型訪問介護看護という、介護保険で受けられる地域密着型サービス事業所の管理者でもある。 今回のお話しは、先日契約して最近私たちのサービスを使い始められたかたとのやり取りで感じたことを綴ってみた。 ■私が今働いている仕事について 定期巡回随時対応型訪問介護看護について詳しく知りたいかたはこちらの説明が解りやすいので、ご参考に↓ 簡単に説明すると、 訪問介護を要介護度による設定されたお月謝で、(包括払い)1日複数回

          言いたいことも言えないこんな世の中はポイズンだよね(医療・介護現場にありがちなシーン)

          全集中の呼吸でできることって才能かも!?

          ■noteを書いて気がついたこと noteを書き始めてこの記事で7投稿目。 私は文章を書くということが好きで、苦にならないということに気がついた。 以前は読む専だったnoteは『文章』重視な感じの記事が多く、不快な宣伝が少なく、 純粋な『読み物』として好きだった。 まず文章を書くことを純粋に楽しんでいる人が多いように感じる。 投稿者をクリエイターと呼ぶ文化も素敵だ。 他のクリエイターに対して共感や称賛の思いから互いにスキしたり、フォローし合う風潮もいい。 オススメで上

          全集中の呼吸でできることって才能かも!?

          訪問看護の醍醐味②(在宅看取りに携わる幸せ)

          訪問看護の醍醐味②の投稿が、①からだいぶ開いてしまった。 書きたいことが定まるのに時間がかかり、 結局なんだかとても長文になってしまったのだが、思いの丈を綴ったので、お時間が許せば是非読んでいただきたい。  先日、久しぶりにご自宅看取りのご依頼を、受け、訪問開始から1ヶ月足らずでその利用者さんは、穏やかに亡くなられた。 90歳だった。一般的には大往生と言われる年齢に入るだろう。 昨今、人生100年時代と言われるだけあって、90歳まで生きるというのも、高齢者と日々関わっている

          訪問看護の醍醐味②(在宅看取りに携わる幸せ)

          訪問看護の醍醐味①(新人ナースがもたらした思わぬ効果)

           昨日、一人の利用者様がこの世を旅立たれた。ご自宅でのお看とりを訪問看護でお手伝いさせていただいた。 うちの訪問看護ステーションでは、久しぶりの案件だった。 うちの訪問看護ステーションは、昨年の春から夏を境に、私以外のスタッフが、全て辞めて入れ代わり、現在私以外の3人の看護師はすべて訪問看護をはじめて半年以内の新人だ。 各々看護師として、病院ではキャリアをもっておられるので、看護師としての基礎的な技術と知識は持っているのだが、訪問看護に関してははじめてで、在宅ならではの考え方

          訪問看護の醍醐味①(新人ナースがもたらした思わぬ効果)

          わたしが波動が高いといわれる精油を使う理由(波動ってなんぞや)

          私はヤングリビングの精油を日常的に使うようになって4年。今やヤングリビングの精油無しでは生活が成り立たないくらい、それは私に必要不可欠な存在だ。 noteの初めての投稿にも、私がヤングリビングの精油を使った4年を振り返った話を書いている。 今日の話を書くにあたり、少し精油やヤングリビングについて、補足で説明をさせていただく。精油とは、植物から蒸留や圧搾などの方法で抽出された100%植物性オイルのことで、エッセンシャルオイルとも言われている。巷ではアロマオイルという呼び方のほ

          わたしが波動が高いといわれる精油を使う理由(波動ってなんぞや)