主人公は音にものすごく敏感な音声分析官。
墜落で３００人が亡くなった飛行機のブラックボックスの音声を解析して事故の原因を探っていく。

奥さんもバリキャリでかなり良い職についているらしくお住まいも豪華
今時のパワーカップルなのでしょう。

フランスで大ヒットしたらしく
フランス映画なのに（笑）いやフランス映画にしては？テンポ良く話が進む。

いきなり主人公の上司が行方不明になるもんだから
絶対陰謀あるの確定。

同僚やその上の上司も失踪を大して心配してなさそうなので
全員があやしく見えてしまう。

ものすごーいオタクキャラの主人公に美人でバリキャリの奥さんがいるのは
２人とも同じ航空関連の学校の出身だから。

同じ学校出身の友達が航空機のセキュリティシステムの会社を立ち上げ
システムが大手航空会社にも採用され
海外にも売れてイケイケ…

どこからどう見てもこいつがあやしい…
友達に転職のクチききしてもらった奥さんもあやしい…

で、完全にネタバレですが

飛行機事故の原因は
最初、主人公もテロだと思った→

早い段階で友達の会社のセキュリティシステムの不備があやしい～
きっとみんなで隠してる～

奥さんも知ってて隠してるかも
なんとか暴かなきゃ、と散々かけまわる→
そこは原因ではありませんでした→

か～ら～の！

本当の原因は乗客の一人が操縦システムをハッキングしたせい

いたずらだけするつもりがセキュリティシステムと機長の操作とで干渉しあって制御不能になり
乗客本人も亡くなってしまった…というものでした。

友達の会社と失踪した上司は数年前から裏でつながって

今回の事故をセキュリティシステムのせいだと勘違いし
ブラックボックスの音声を改ざんしていたのでした。

でも３００人が亡くなった自責の念か上司は告白動画を撮り
様々な暗号を隠して主人公だけが見つけられるようにしていたのでした。

結局最後まで上司は見つからず。

ハリウッド映画なら実は生きてる…パターンか
遺体の場所位は示されるはず。

そして墜落事故の真の原因と陰謀は白日のもとにされされたのだけども
なんと主人公まで死んでしまうう…

主人公のミスとされていた２年前の事故も上司の隠ぺい工作によるもので
主人公は正しかったことがわかったわけだし
ハリウッド映画だったら絶対ハッピーエンドなのでは？

主人公のキャラもオタク的に
ひたすら事実だけつきつめていくだけじゃなく
仮説の段階から結構そうに違いないって断言するし
自説に拘って間違ってるという証拠があがっても
なかなか認めないし…

いろいろ言っても周りが耳を傾けてくれない経験が多いからか
疑問を持ったら奥さんのパソコンからもこっそりデータ盗み出して
証拠に使ってしまうし。
（そのせいで奥さん懲戒免職だし
　当然怒って出ていきます）

パイロットになりたかったけど目が悪くてなれず
立派なパイロットの父親？から
「お前はパイロットとしても分析官としても落ちこぼれだ」みたいに言われた事が心の傷になってるんだろうな
というキャラでした…

最後は主人公が正しかったのわかって良かったね…なんだけど
死ぬ必要はないでしょうという感想。

やっぱり私はハリウッド映画の方が好きだー！っと思ったのでした！
ヨーロッパやアジアの映画見る時には、後味悪い事覚悟して見るので、
締め以外はテンポもよく割と面白かったです！