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頼み事は食後2時間以内に!

一言でいうと

ご飯と脳の機能の関係

活用シーン

頼みごとのタイミング

内容

「米国科学アカデミー紀要」記載の実験

イスラエルで行われた実験。
8人の仮釈放判定人が被験者。
彼らは一日中、仮釈放申請の審査をしていて、審査にかける時間はわずか6分。

仮釈放の申請は却下が前提で、認められるのは35%にすぎない。

この仮釈放判定人の休憩時間、食事休憩、休憩後の経過時間と許可件数の蒜生を調査したところあることが分かった。

それは、各休憩直後の許可率が最も高く65%の申請が認められた。
そのご二時間ほどの間に比率は一貫して下がり、次の休憩直前には限りなくゼロに近づいた。


『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン (著)

この結果、由々しき状況ですよね。
公平さが大事な仮釈放の判定が、判定人の空腹状態で左右されるなんて…。
とうぜん、判定人はいたってまじめ。
けっして、こういった公平性を損なうようなことがあってはならない、という思いは強く持っているはずです。なのにこの状況というのは、かなり衝撃的です。

実際のところ、脳に栄養がいきわたることで、疲労が解消される。
この疲労の蓄積が、より厳しい結果を導き出すし、
満腹というちょっと幸せな状態が、より緩めの結果を引き出す、
という感じなのかもしれません。

これを考えると、頼み事や交渉事は、食後2時間以内にするのがいいのかもしれません。



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