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知識を学ぶ時にBGMはNG!?

一言でいうと

ながら学習は不可能

活用シーン

学習、短期記憶、プレゼン、マーケティング

内容

音楽、車の運転、コンピュータープログラムはいずれも短期記憶を占拠するため、理解という頭の働きを妨げる。プレゼンの最中にちょっとした音楽が流れるだけでも内容が頭に入らなくなる。

ある調査では、BGMなしでオンライン授業を受けた人は、学習成果が150%以上も上がった。

資料1ページないし、スライド一枚に掲載されている図は少ないほど伝わりやすい。

文章は短いほど良い。

『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』アーリック・ボーザー

研究の出展は本書の本文には記載がされていませんでした。
最近は、動画やBGMを駆使したプレゼンをよく見かけますが、単純にその知識を受講者に植え付けたいなら、
完全に逆効果である
と言い切れそうです。

考えてみれば、演出や、音楽はよく覚えているから、スゴイプレゼンを受けた気になるけど、何を言っていたかはよく覚えていないことも多い。
そして、例えば、「Yes、We can」なんて言うキャッチフレーズは、「3語」という非常に短いフレーズで人の記憶に残りやすい。

マーケティング上も、シンプルなメッセージを短く伝えるのが、成功につながりやすいのかもしれない。

例えばリーダーがメンバーに浸透させたい考え方があるならば、2時間の演説をするより、3語~4語程度のキャッチフレーズを繰り返すことがより効果的だと考えられそうです。

またやりがちなのですが、一度の勉強会であれこれ詰めこまない。
実際私は、勉強会はあまり長い時間行わない。朝礼での10分勉強会と、月に2回程度の30分勉強会ぐらいだ。
メッセージは限定しないと伝わらないし、伝わらないことのために人を集めて時間コストを浪費するなど愚の骨頂と考えているからです。

ただし、私の考えでいうとこれは「受動的な学習」に限定される、と思っています。自分の頭を使い、思考する学習においては、BGMは脳を刺激する材料として不可欠。

知識を頭に入れるには余計な刺激のない環境で、脳を創造的に活動させるには刺激にあふれた環境が必要だ、と私は考えています。


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