「24~Twenty four~」から学ぶ『1人の命の重さ』
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◯◯から学ぶ●●
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『◯◯から学ぶ●●』と題して、毎週水曜日に更新しています。
僕が好きな本やマンガ、映画、音楽などから学んだことを綴っていくような感じです!
さて!今回取り上げるのは、
アメリカで大人気を博したドラマ【24~Twenthy four~】です!
さっそく深堀りしていきましょー!
■1人1人の命の重さは違う
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「1人の命を守ること」
と
「1人の命を犠牲にしてでもより多くの命を守ること」
・・・いざ選択を迫られた時、人は何を思い、どんな行動をするのか?
24の物語にはこの問いが根底にあり、登場人物の抱える背景や立場によって、正義や善悪が入れ替わっていく。
国を守るためにCTU(テロ対策ユニット)で働いていたジャック・バウアーは、多くの国難を救った英雄だ。
だがその一方で、自分の人生を犠牲にしてきた。
国の定めた法律やルールでは、1人の命や権利を守ることよりも、より多くの国民の命を守ることや、権力者の命を守ることが優先されることもある。
その中でジャックは、時には法外な手段を使って、事件解決の突破口を開く。
ジャックが法を破るのは、国に反逆したいからではなく、その場その場で『何を最も大切にすべきか』を自分で判断しているからだ。
法律に則れば、国を守ること(より多くの命を守ること)はできても、目の前の1人の命を守れないこともあるからだ。
・・・どちらも守りきれるようにジャックは尽力するが、そのために自分を犠牲にしたり、周りの誰かが犠牲になることを見届けることしかできないこともある。
より多くの命を守るためには、現場レベルでは国が定めた規制が、邪魔になることもあるということ。
(例えば)
テロリストを捕えて拘束したが、そのテロリストが仕掛けた爆弾があと10分で爆発する。
その爆発場所が分からないから、テロリストに尋問する。
しかし、より多くのアメリカ国民を殺そうと企んでいるテロリストは、自分の命や法で罰せられることを全く恐れていないから、定められた規律通りの尋問では情報を吐かない。
だからジャックが「国の組織」としてではなく、「一個人」としてテロリストを拷問し口を割らせる。
「法律違反や拷問はいけないこと」と言うのは簡単だが、ここで『テロリスト1人の命や権利』を最優先にしていると、大勢の国民が犠牲になってしまう。
さらに、法を犯してまでテロリストを拷問し、結果的に多くの国民を救ったジャックが、今度は「法を犯した反逆者」として裁かれてしまう。
・・・そのテロリストですら、自分の家族に犠牲が及ぶことが分かると、大義を曲げることもある。
これは「どんな命を重く感じるか」が1人1人違うということであり、周りが勝手に決めてはいけないことなんだよなと、感じます。
■自分が守ることのできる範囲はどこか
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政府は、より多くの国民の命を守るために動く。
個人は、自分が大切にしたい人のために動く。
『国を守るために1人の人間が犠牲になっていいのか?』
・・・そんなことがあってはならないと、多くの人が感じるだろう。
しかし、もしテロリストがその権利を主張してきたら?
しかも、そのテロリストがアメリカ国民ならどうする?
その人がテロリストだという証拠が無かったらどうする?
情報を引き出さないと、すぐにでも攻撃が起きて、多くの国民が被害にあってしまう。
そんな時に、テロリストが「自分の権利」を主張してきたら?
具体的には、テロリストから情報を引き出すためには司法取引や、法外な手段として暴行や薬物投与も行われる。
テロリスト1人の命や人権を守ることで、より多くの国民が犠牲になるのは、正しいのか?
・・・一方で、国のためにテロリストと戦う捜査官は、彼らから恨みをかったり、機密情報を狙われて、家族が人質になる場合もある。
その家族という1人1人の命を守ろうとすると、情報が漏洩して、より多くの国民が犠牲になることもある。
自分が何を守るべきか、自分の力でどこまで守ることができるのか、その決断を1人1人がしていかないとだよなと、感じます。
・・・国や宗教上の大義など、はるかに大きいものを守ろうとすると、必ず身近な誰か(自分を含めて)が犠牲になっていく。
■【さいごに】相手が大切にしていることを尊重することの大切さ
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「24」は24時間がリアルタイムで進んでいくドラマで、シーズン10で完結しました。(めっちゃ長い汗)
長いけれど、1シーズンで完結しているので全部を観なくても楽しめますよ♪
当然24話あるわけですが、シーズン9、10あたりは12話でコンパクトにまとめられているので観やすいです(^^)
・・・今回テーマとして取り上げたのは『命の重さ』でしたが、実は24から学べることは盛りだくさんなのです!
・最新の戦争事情
⇒ドローン(無人爆撃機)による空爆が作中で再現されていたり、現代の戦争事情を正確に捉えている。
・組織のしがらみ
・政治や政略
⇒けっこう政治の勉強になりますよ。大統領や総理の判断1つ1つにどんな圧力や政治的判断があるのかが分かる。
・対等な交渉術
⇒自分の望みを伝えるだけでなく、相手の要求をしっかり見定めて、話し合いによってお互いの価値を等価にしていくことの大切さがわかります。
・宗教や信仰の多様性
⇒イスラム系の人がテロを起こした背景や宗教上の事情などが分かるし、人種や信仰で相手を決めつけないために必要な情報が詰まっています。
・人種や性差別
⇒シーズンごとに主役級の役が白人から黒人へと入れ変わったり、黒人大統領や女性大統領なども登場します。
アクションシーンはさすがにフィクションがスゴいけれど(ホワイトハウスやペンタゴンがテロリストに占拠されたりするよ汗)
『対人関係の苦悩』や『政治的な背景』や『世界情勢』なんかは、とてつもなくリアルな作品なのです!
・・・小難しい話をつらつらとしたけれど、やはりなんといってもさ。
家族や、自分にとって身近な心の距離が近い人を、とにかく大切に。
国のために尽くしてくれていたり、社会をより良くするために働く人々が、『その人にとって大切な人』を大切にできる、時間や精神的な余裕が大事だなと。
『命の重さ』は周りが決めるものではないし、ましてや国が定めるものでもない。
自分にとって何が大切なのかを見定めること。
そして、目の前の人にとって「大切な人や物事」を尊重して差し上げること。
・・・これらを大切にしていきたいですね。
ではでは、読んで頂きありがとうございました!!
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