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自己開示後に出てくる後悔・もどかしさへの対処法

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです。

自分の間違い探しをしてしまって、20代の頃、
言葉が出にくくなってしまったことがありました。


本日も『ココロノマルシェ』に寄せられたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは
作家で、人気カウンセラー根本裕幸先生の弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。
どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

『自己開示後に出てくる後悔・もどかしさへの対処法』
相談者:めろんさん

こちらのサイトで、自分と似た症状で悩んでいる方の記事を拝読しながら、いつも勉強させて頂いております。
過去記事を探したのですが、似た事例が探せなかったため、今回質問を送らせて頂きました。

私は3年ほどかけて、自己肯定感を高めて参りました。その前は自己否定が強く、かつ無価値観や罪悪感だらけでした。
母から「自分のことをよく見せてはダメ、秘密にしなさい」と言われて育ち、またセクシュアリティ封印(自分を出すのは恥、みたいな)などにより、以前は「自己開示」にとても苦手意識がありました。

そのため、人と話をする時は「いかに自分のことを語らずして、相手に”相手が話したい事”や”たわいもない話題”などを、相手に気持ちよく語らせて、その話題を広げていくか」に注力しておりました。(今思えば、「別に特に話したいわけじゃないけど、社会人としての常識的立ち回りとして話してくださっていた配慮ある方もいらっしゃったんだろうなあ。悪いことしたなあ・・」と反省しておりますが・・)

3か月前からカウンセリングで自己開示をし始めるようになり、少しずつではありますが自己開示が出来るようになってきたと感じております。(少なくとも3年前よりは。)

しかし自己開示をするようになってから、「自分の言いたいことがうまく言えない」「あの時、こういえばよかった」と後悔やもどかしさを感じることが増えてきました。
なぜこう感じるのか?を私なりに掘り下げたところ、

・言いたいことが沢山あって、その場で適切なものが選べない
⇒その場では、その時思いついた内容を言ってます。言った後に「こっちの方がよかったのでは・・?」と感じてしまいます。発言内容も、その後思いついたことも、全部自分が思っている事なのですが(矛盾する内容の場合もあります)。

・企業面接のように、自分の中でテンプレ化した回答を言ってしまう
⇒自己開示に慣れていない、に尽きるかとは思いますが、その場で「より本音の方」を言えないもどかしさみたいなのはあります。

もちろん、場面によって自己開示の度合いを使い分ける必要はありますが、折角勇気を出して自己開示をしたのに、「こういえば良かった!」といった後悔の念でその勇気をなかったものにしたくないという思いがあります。コミュニケーションって即興なので、なにかしらの後悔は多少はあるものですが、今のところ後悔の念が強めなので、なんとか小さく出来ないものかと思い質問させて頂きました。

皆さまのお力をお貸しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

めろんさん

ご相談いただきましてありがとうございます。

ここ3年間で自己肯定感を高めたり、最近では自己開示できるように取り組まれているのですね!

ご自分と向き合われていて凄いです!

今までめろんさんは「自分を隠さないといけない」という心理ブロックがありましたので、急に自己開示しようとしても、戸惑ったり、うまくできないこともあると思います。

>3か月前からカウンセリングで自己開示をし始めるようになり

とのことですので、今は自分に自己開示を馴染ませようとして頑張っている状態なのだと思うんですよ。

そういうときってやはり意志の力が大きいので思考が優位になっていると思います。

また、自己開示した後に「もっとこんな風に伝えればよかった」等の一人反省会についても、思考優位なために自分の発言をきちんと覚えているし、自分の発言について採点してしまうんですよね。正解不正解の答え合わせをしてしまう状態です。

自己開示っていうのは別の言い方をすると「相手に心を開く」ということでもありますので、どちらかというと思考よりも感情で話している時に自然とできることが多いです。

心を開いて感情で話して、あー!なんかすっきり!!
そして、自分が何を話したのか覚えていない。(これも若干問題ではありますが・・・)

極端な言い方をすれば、こんな風に会話が出来ると、めろんさんは今のような悩みから解放されるわけです。
一番の違いは「ジャッジメントする自分を置かないこと」ですね。

自己肯定感が上がってくれば、自分の発言に自信がついてきますから、確かに自己開示ができやすくなってくると思います。
しかし、それだけでは、自分の発言の正解不正解の答え合わせは辞められません。
正解が多くはなりますが、不正解になったときに強い罪悪感をめろんさんが感じると思います。

なので、今自分はトレーニング中であるということを受け入れて、完璧主義を手放すことが大事だと思います。

「本当はこう思ったけれど、違うことを言ってしまった。仕方ないよね。」
 
そんな感じで受け入れること。

そして、、モヤモヤする気持ちを紙に書き出すことをお勧めします。

後から読み返してみると自分は本当はこんな気持ちだったんだなあと、自分を知るきっかけにもなると思いますし、紙に書き出すことは、感情を開放することでもありますので心がスッキリすると思います。

この作業自体が、感情で会話するトレーニングになりますよね。

それが、少しづつ習慣になり、当たり前のように自分に浸透していけば、「感情で会話する」=「自己開示する」が自然とできるようになっていくと思いますよ。
 
例えば、野球やテニスでフォームを少し変えたいと思っていても、大事な試合の緊張感の中、新しいフォームでいきなり確実に打てる選手ってプロスポーツ選手でもあまりいないと思うんですよね。

イチロー選手が良い例ですが、毎日欠かさずに決められた時間に同じ回数の素振りトレーニングをするそうです。

さっきの「後になってからモヤモヤした気持ちを紙に書き出す」という作業が、この素振りトレーニングになります。

新しい習慣が自分に馴染んで、自然とできるようになるまで、コツコツとやり続けることが一番の近道で、結果的にそれしか方法はないと思うのです。
 
例がスポーツのことで飛躍してしまいましたが、心の問題も同じことが言えると思うんですよ。

まだ、慣れていないだけ・・・

このまま自己開示をしてみようと、続けることがめろんさんにとって大事なことだと思います。

また、別の角度からお話しさせてもらうと、
「自己開示しないといけない場面ばかりではない」とも思います。

自己開示とは心を開くわけですので、心が無防備な状態とも言えますよね。
相手が自分にとって、高圧的な態度だったり、悪い意味での競争心を持っていたりする場合には、こちらが心を開いてあまりにも無防備な状態だと、傷ついてしまうなんてこともあると思います。
 
なので、自己開示しても良いと判断した人の前でだけ自己開示のトレーニングを発揮していきましょう。

自己開示は「自分が信頼できると思った人」「本当に好意を感じる人」が対象となります。
 
めろんさんは本来ならば人の話を聞くのが上手な方なんだと思います。

でないと、いくら心理ブロックがあったとはいえ、そんなにずっと自分を隠してこれなかったと思うんですよ。

自己開示が少しづつ進んでいったら、今まで自分がしてきたことと、状況によって使い分けられるようになると思います。

難しいスキルだとも思うし、完璧にできる人なんていないと思うんですよね。
なので、たまには失敗する自分を許してあげることがこの問題の一番のポイントであるとも思います(^-^)
 
私もまだまだ修行中ですが、こういったストレスから解放されるために始めたランニングが今年で10年目になりました。
 
めろんさんも思考を停止して打ち込める何かを見つけてみる!なんていうのもアリだと思いますよ。

私で良ければ一緒に見つけますので、是非、公式LINEからご連絡くださいね!
 
一緒に頑張りましょう(^-^)
 
渡辺サヤ

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